盲目のワル、杉の市が、盲人会のヒラエルキーのTOP、 に、師匠を殺し、母を殺し、情人を殺し、盗み、犯し、騙し、 ありとあらゆる悪の限りをつくし、 「検校」(けんぎょう)の地位に登りつめるまでを描いた、スペクタルロマン!
井上ひさし先生原作、蜷川幸雄演出、古田新太出演!
感想、面白かった!
んですけど、太字で思わずぐりぐり書いちゃうとか、 チラシを見て、わくわくした、 あー、やっぱもう一回見たいなあという面白さでは無いです。
後半、実はあんまり、ヒトゴロシ場面が無かったせい?? 歌が延々と長く続いているのをみて、やべ、飽きるかなと 思ったんだけど、そんなことも、無かった。でも、物足りない。。。 なんだろう、期待が山のように高かったせいかしら???
と、云いつつも、思いがけない所が楽しかった所があります。
ライバルのような塙保己市という、段田安則演じる、 杉の市と対称的な、品行方正な学者がいるのですが、 この二人が対峙している時の、杉の市の可愛さと云ったら、 まるで、小学生のボクちゃんが、イイコイイコしてもらいたい 無邪気な可愛さがあるのですよ。 ・・・・って、ああ、いがぐり頭だからか。でも、可愛い。
そして、なにげに、塙保己市も杉の市のことを、好き認めてる所が、 いいですね。じゃなかったら、三段切りを進言する時、あんなに、 辛そうなはずないもの。自分で切りに行くし←違う。
だから、この話は二人の男の一風変わった友情の物語と、 いえないことはないなと。・・・・って、二幕だけなのですが。(笑)
後、もっと関係ありませんが、しばらく♪「ぼんの可愛さ、●●の○の数」 という歌が、しばらく耳から離れませんでした。歌うわけにも、いかなかった ので、困ったのでありますよ。
後、さらにどうでも、いい、極めて私見ですが、
ヒロインは、舞台慣れしているという点だけでも、 毬谷友子さんが、良かったのでは、良かったのではっ!!!! えこ〜、えこ〜、エコ〜っ。
でも、流石にちょっとアレだから、反転ね。うふふ。
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