おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦九月十三日 十三夜
今日は旧暦八月十五日の『仲秋の名月』のあとに満ちる月ということで、『のちの月』と呼ばれていて、十五夜に次いで月が美しいと言われています。 また、豆・栗が収穫できる時期ということで『豆名月』『栗名月』とも呼ばれているそうな。 でもなんで、月齢十三日目のちょっと欠けてる月が名月なんでしょうかね。 なんで満月じゃないんだろう? 十三日目は月の出を、二十三日目は日の出を礼拝する風習もあるそうで、なにかしら意味があるんでしょうね。 これらは暦の辞書で調べたのですが、他にもいろいろ書いてありました。 旧暦八月の十五夜の月見をして、今日の十三夜の月見を行わないことを『片月見』と言って嫌う風習があったそうな。 おもしろい・・。
さて、窯のほうは順調に炭化してまして、今は煙突の温度が85℃で、竹酢液が一番ピュアなものが採れる時期なので、その煙はなんとも言えないかすかに甘い香りで(木炭の煙とはまた違っていて独特なんです)、窯にいてとてもここちいいです。 そんな空間の中で、一時だけさっと雲が晴れて、十三夜のお月さんが出てきたときは、名月と言われるわけもわかるように思えました。 普段より月の光が強いように感じました。洗われるようなかんじで。
とてもうれしいひとときでした。
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