旧暦二月七日やはり細い筒ばかりの炭材なので、早く仕上がりました。最後により上質・硬質にするために、窯口を開け空気を送り込んで窯の温度を上げていきますが(精錬といいます)、今回は試しに少しだけ未炭化の炭をくめてみました。精錬は窯の中の前の部分を燃やし、犠牲にして全体の質を向上させますが、外から熱を加えてやることによって、犠牲になる炭材が減るかと考えました。前に小さな窯で試してみましたが、その時は収量はよかったです。また温度も上がって上質なものも多く出ました。生木だと水分が多くて温度が上がらなかったので、未炭化の炭を使いました。しかし、これは急に温度が上がってしまったり、汲め方次第で悪い影響も出やすいと思うので、やはり邪道なことかな、とも思います。やるとしても極端なことはしない方がいいと思いました。さてどんな炭になってるのでしょうか。
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