ちゃーむす日記
ちゃーむす



 振り返り(加茂駅伝その2)

話が出たのは11月に入ってから。
補欠要員のはずでした。
なのに…。

いきなりの練習はきつかった。
中学校のトラックをアップで15周。
計測で10周。
ダウンで20周。
とにかく走って走って走りました。
公式練習以外は、一人で走ってみました。

足首やひざが痛くなったり,ふくらはぎがつったり。
医者通いもしました。

今まで全くと言っていいほどスポーツをしていなかった私。
1ヶ月で体を作ること自体、無理っぽい。
でもそんなことは言ってられない。

ただ走るのみ。

練習で、3000メートル計測したときには、さすがにきつかった。
それでもリタイア出来なかった。
目の前の皆が走っているから。

足を止めようと思えば、いつでもできたはず。

急坂練習も登りきった。
死にそうだった。


そんな私でも、タイムも少しづつ縮まった。

大会が近づくにつれ、
(タスキを渡せるか,走りきれるか)
そんなプレッシャーに押されっぱなし。


今まで自分の好きなことばかり選択してきた。
いやな事は避けてきた。

持久走とかマラソンは大嫌い。
きつい事は大嫌い。
辛抱する事は嫌い。


ダーリンは言った。
「おまえには無理だ。」
確かにそう思った。

でも、やり切れるかどうかは,やってみなけりゃわからない。
可能性は無い事はない。


いやな事に向かってみる勇気がほんの少し生まれた。

誰のため?

何のため?


すべては自分のためだね。

皆についていくのが必死。
余裕なんてない。


1週間前からプレッシャーに潰されかけていた。

前日もきつかった。


当日も,ため息ばかり。
運転手の教育委員会の課長さんも
「おい!だいじょうぶか?」
…このしまつ。

刻々と迫る時間。

前のランナーが近くなったと放送がはいる。
ズボンを脱ぎ、上着を脱ぐ。
中継点に立ちながらも、体を動かしつづける。


彼女が見えた。
思い切り叫ぶ私。

タスキを渡され走った。

たった、2.5キロ。
されど,長い、2.5キロ。

目標物を目で追いながら、
(あそこまで行けば…。)

次の目標物を目で追い,走る。
(あそこまで行けば…。)


死に物狂いで次走者に渡した。
(多分すごい形相だったろうなあ…。)


えらい…動けない…。
やっと終わった…。



でも心の中には、完全燃焼しきれない何かが残った。


プレッシャーに負けた。
余分なエナジーを使った。
ラストスパートに思う存分力を発揮できなかった。


課題を残したまま,大会は終わった。

チームの結果、第3位。
上々の出来栄え。
上位は,陸上OBのチーム。

2位との差,たった40秒。

私がもっと力を出せたら…。



でも、初心者の私が良くここまでこれたなあ。
うん。

今はただ、『良い経験』出来た事に感謝してる。
今まで考えもしなかった経験。
この年で挑戦したことに…。

誘ってくれた友達に感謝。


自分の中の何かを変えたくって走ってきた。

何かが変わることを信じて走ってきた。
そう、そうだった。
何かを変えたくて走ったんだ。



仲間が励ましてくれたから出来た。
友達の暖かい言葉があったから頑張れた。
家族の理解があったからやってこれた。
沿道の見知らぬ人の声援が押してくれた。



すべてがまた次へのステップになる気がする。






2003年12月08日(月)
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