回礼スクィーズ。

貴方もあたしも歩く道はそれぞれ決まってる。
どんなに足掻いてみたって逆らってみたって、
そもそも足掻き逆らうことが決まってたんだから、
どこまでも予定調和。

誰もがそんな一本道を終わりに向かって歩いてる。

誰も他人の道を歩くことは出来ないし、
誰にも自分の道を歩かせることは出来ない。
一本道に選択の余地なんて存在しないし、
外力によって道が作り変えられることだってない。

誰もが自分だけの一本道を自分一人だけで歩いてる。

見渡す限りの青空の下にいたって雨が落ちてくることがある。
それは有り得ないことが起こったの?
違うね。
見渡せるだけの狭い空のずっと遠くにある雨雲から落ちた雨が、
風に飛ばされてあなたのいる場所まで届いたってだけのこと。

特別なことなんて何一つない。
決まりきった結末に向けて決まりきった時間を流すだけ。

反論するのも何をするのも初めから決まってるから。
それだけ。

だから。
しゃがみ込んだっていいじゃん。
決まってるんだし。
前向かなくてもいいじゃん。
決まってるんだし。
ずっと下向いてたっていいじゃん。
決まってるんだし。

一本道歩いてるだけの貴方が何処向いて歩いたって、
迷うことなんかないじゃん。
迷ったと思ってもそう思うように決まってるだけ。
順調な予定調和だから安心ね。

楽しい掌ライフを送って行きましょ。

零と壱の綴れ織。
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