今日はうちの豚児たちが通っている、マキノ東小学校のPTA総会です。 親御さんたちが出席しやすいように土曜を通学日にし、午前中は授業参観、午後から総会のスケジュール。
授業参観は嫁さんにまかせ、総会は恥ずかしながらPTA会長の私が出席しました。
現在、小学校のかかえる1番の課題は、「子供たちに土、日をいかに有効に過ごさせるか」という問題です。
そもそも、私たちが子供のころ、塾通いや受験競争が激化して、こどもたちが勉強ばかりで、家の手伝いや、体作り、基本的な礼儀やしつけなどができていないという反省のもとに、ゆとり教育が提唱され、今、ようやく実現したわけなのですが、休みをふやし、学習要領も3.14が3になるような改善(改悪?)をおこなったものの、実際に子供たちが休みに何をやっているかといえば、コンビニやショッピングセンター、ファストフード店をうろついたり、TVゲームでピコピコというお粗末。
先生が勉強を教えるのはもちろんのこと、週休2日を有効に利用して、地域社会や親、家族がもっと子供の教育にかかわっていこうというのが総会の趣旨でした。
きちんと靴のひもが結べ、箸がきちんと持て、カッターや包丁などを危なげなく使え、雑巾がきちんとに絞れる(「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」など宮崎アニメで、子供が雑巾をしぼるシーンが出てくることの意味をかみしめてみたことはありませんか)。
基本的な体力が身についていて、子供たちだけで遊べて、けんかをしても相手に再起不能になるような精神的、肉体的打撃をあたえない(同種の野生動物間では普通の行動だそうです)。
あたりまえの子供が今、少なくなっています。
勉強は中学生、高校になったらいやでも集中してやらねばならなくわけです。人間として、動物として身につけておくべき基本的な事柄を、小学生のときにまず学んでおくべきだと考えます(それで、まだ余裕がある子供は塾通いでも習い事でもなんでもやってよいではないですか)。
知識があるということと、本当の意味で賢いということは違うと思うのです。
|