今日はマキノ町会議員の選挙がスタートする日
下馬評では、12人の定員に12人の立候補予定者がいて、波瀾がなければ無投票になりそう。しかしながら、あちらこちらで根拠のない噂がとびかい、もしかしたら選挙になるかもしれんとの話もあり、吉田酒造は和戦両様のかまえです。
立候補されている人には申し訳ないのですが、町とか村の選挙というのは、男のお祭りみたいな側面があり(大方はまじめに選挙活動をしているので誤解なきよう)、選挙になると血が騒ぐのか仕事そっちのけで事務所に陣取って采配をとるオジサンがけっこういるものです。
選挙違反取締りが比較的ゆるかった昔は、期間中は選挙事務所へいけばタダで酒が呑めるので、節操もなく毎日あちらこちらの事務所をハシゴする豪傑がいらっしゃいました。
こういうセンキョにつきものなのがやはり日本酒であります。ひと昔前なら、選挙年は製造計画からして、平年の1割から2割増し位多く見積もったものです。
今でも選挙戦になれば、1000本強、無投票でも500本程度の当選祝いのお酒が動きます。
というわけで、本日は、朝4時おきで金紋本醸造1.8リットルビンの包装作業(弊社では、この商品は包装紙で巻いて出荷します)でした。
9時から昼までは今年の新酒のビン詰め作業で1000本弱の純米吟醸をつめました(明日あさってですべてビン燗してしまいます)。
昼過ぎから、当選祝いの菰樽の配達と、鏡開きのだんどり(昔は選挙の応援にきた大工さんなどが手際よく準備し、私どもが手をかすことはあまりなかったのですが)。
お酒の受注も順調にいただき、最後の配達を終えたのが6時すぎ、おかげさまで金紋の在庫はほとんどなくなりました。 しかし困りました、金紋のビン詰めと純米吟醸のビン燗がバッティングしてしまいました。
明日は能登杜氏組合の自醸酒品評会があり、能登半島の先っちょ珠洲市に1泊の出張です。
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