海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年04月13日(日) 海津大崎花見狂騒曲(第2楽章/専務右往左往)

晴天です。桜は満開! 
絵に描いたようなお花見の休日となりました。

会社の冷蔵庫と棚にならべられるだけのお酒をならべ、今日も販売を奥様と大奥様にお願いして、わたくしは海津大崎の売店で試飲即売です。

一方通行規制がはじまる9時30分よりはやく会社を出たのですが、途中で立ち往生。
花見をしようとして路肩に駐車していた車のために、マイクロバスが離合できず一向に車が流れません。現場に向けておまわりさんが2名自転車で急行。なんとか通れるようになり、たった2キロの行程に40分かかりました。

土日の海津大崎の花見には自動車は禁物です。現場で人に迷惑をかけず駐車するスペースはまずありません。ゆっくり桜もみられないし、降りることもできません。ソフトクリームも、たこ焼きも買えやしません。マキノ駅前の臨時駐車場に車をおいてシャトルバスかレンタサイクルで大崎をめざすのが正解です。

桜もそのほうが、排気ガスや根っこをタイヤで踏みつけられず喜ぶと思います。

10時すぎ大崎の売店で販売開始。2時間ほど販売(午前はあんまり売れず、隣の桜餅やソフトクリームが売れるばかり)して1時に蔵見学の予定があるため販売を店の方にお願いして徒歩で会社へ向かい、準備をしているとさっそくおいでです。30名程度のグループが3組にわけておいでです。

小さい蔵だからできるだけ小人数でとおねがいしているのですが、主催するひとはあまり頓着しない様子。30人の人を相手に15分程度で蔵のことやら海津の歴史のことやら、酒造りのことやら話せるわけがありません(言いたくないが、結局お酒が呑みたいだけなのね)。せっかく遠方よりきていただいたのだからと6種類のお酒を準備し、セルフサービスで呑んでいただいたのですが、みなさんウオーキングのグループでリュックをしょっておいでだから会場がごったがえすこと。リュックでお酒を引っ掛けて割ってしまう一幕もありました(これじゃあ大きなカバンをもって電車で居様悪くすわっている高校生のことを悪くいえませんね、お母さん)。

なんとか蔵見学を終えて、ママチャリで大崎に取って返すと、お酒の販売台が見るも無残なことに。忙しくて売店の人もあんまりかまってられないので、試飲カップが入っている箱にソフトクリームの食べかすやら、ごみが放り込んであります。目を離した私が一番わるいのですが、それにしてもこの行儀の悪さ。日本人の美徳はどこにいったんだ!

気をとりなおして営業再開。5時過ぎまでがんばりましたがあんまりお酒はうれませんでした。一番よく売れたのが現場消費型の辛口純米生原酒うすにごり酒のカップ売りでした。

お酒のお土産としての需要は昔に比べると本当に少なくなってきています。昔よく売れた地酒の徳利詰めは、容器でお金をとっていると思われるのか販売数が激減しています。容量も一升瓶など論外で、四合ビンでも重いとのたまう方がけっこういて、気軽にお買いになるのは300ml以下の容量になってしまいました。

お酒の販売方法も昔どおりのやりかたでは消費者さんの興味を引かなくなってしまったようで、大変な時代になったものです。
















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