にっきちゃん。

2001年04月19日(木) 波多野さま。

最近。
毎日が充実しまくりすぎです。
なにがって、仕事。

あーーー。
どうした。どうした。


なんかね、なんかね。
しまくり。
それもこれもすべて、お客様のおかげ。
なんて、本当は反対でしょ。
お客様からそう言われる私たちのはずなの。

だけど、きっとお客さまもそう思ってくれていると思うんだ・・ぜったい・・。
うん。
ステキだね。うん。



どうした。綾。



明日は、波多野様最後の1泊です。
今日は、波多野様のおじいちゃんと、通じ合えた気がしました。


この前来てくれた時も、昨日も、なかったのに、
今日はレストランから帰る時、綾のこと、「ぽんぽん」って
叩いてくれた。
なんにもお話をすることが出来ないおじいちゃん。
補聴器をつけていても耳が聞えないおじいちゃん。
一人では歩けない、ご飯もウマク食べることの出来ないおじいちゃん。


「おじいちゃん、おなかいっぱいになりました?」
いつもそう顔をのぞきこむと手を上げてあやに答えてくれたおじいちゃん。
きょうは、そう聞いたら上げてくれた手を、そのまま綾の肩に、
ぽん、ぽん、って・・・。


スゴクスゴクうれしくて、胸が一杯になって、
ああ・・・・・・・。
涙が体中に流れそうでした。



仲居さんの仲間も、綾が波多野様のおじいちゃんがね、おばちゃんがね、
っていつも言ってるから、みんな波多野さまの事知っている。

みんなが、波多野さまのこと大切にしてくれる。


きょうも、仕事中に仲間から内線で電話が来た。
「ねぇ、波多野様のおじいちゃん、今お風呂上りの所すれちがったんだけど
いつもより呼吸が荒い気がしたんだけど・・・
ダイジョウブかなぁ・・・気にしてあげて」






「ねぇ、さっきおじいちゃんお風呂から出てきたよ。一人で頑張って休みながら歩いてたよっ」




みんな、アリガトウ。
みんなが波多野様のこと、大事にしてくれる。
私がすごくすごく大切に思っていること、知っているからだろう。




どんなに忙しくても、手が回らなくても、いっぱいいっぱいでも、
おじいちゃんとおばあちゃんのエビの皮、むいてあげよう。
つみれをお鍋に入れてあげよう。
あわび、切ってあげよう。


そう言う気持ちでやっているから、波多野さまのテーブルにいる時間は、スゴク長い。
そうしながらも、待たせているかもしれないほかの自分お客様が気になる。
だけど、だけど、おじいちゃんが一生懸命はぁはぁ・・ってしながら歩いている姿思うと、
そうせずにはいられないんだ。
一人で、3階のお部屋から1回のお風呂までものすごく時間をかけて一人出歩いていくおじいちゃんを思うと、大切に思うなというほうが無理だ。

おばあちゃんの、純粋な、無垢な顔を思うと、
おじいちゃんとおばあちゃんを大切にしている奥様とダンナ様を思うと、


今日も、絶対にがんばる、と思う。絶対に思う。



明日は、波多野様最後の3泊目。

がんばるぞ!!!!!!!



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綾 [MAIL]

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