私が強い口調のメールを父に送って以来(1月17日)、父からは何の音沙汰もなかった。 ちょっと言い過ぎたかな、とも思う反面、これでよかったんだと自分に言い聞かせていた。
そしたら今日、返事が来た。
メールが来た。
○マーケティング検索中に私の名前にヒットし、もしやと思ってメールを出したら当の本人で嬉しくて携帯に電話したこと。
○3月で60歳になる父は、これを機にもう一花咲かせようと思っていること。 そのために、今月会社を辞め、新事業を開始するにあたり店長クラスを探しているとのこと。
などが書かれていた。
よく父方の祖父が言っていたものだ。昔に生まれていたらお前はお姫さまだったんだよ、と。父方の姓、○○家を再興したい、などと書いている。
昔はエラかったのかもしれないが、それは昔のことだろう。今そんなことをほざいても何もならないことは本人もわかっていよう。夢でもなんでも見ればいいし、やりたいことあるならやればいい、だけど、私の心は乱さないでほしい。もう昔のことなんて考えたくないんだ。
文章の最後に、
昼食をできたらと思う。 横浜まで出向く。 日時、場所参加人数をお知らせください。
と書いてあった。
昼食はわかった。 横浜まで来るのもわかった。
日時、場所、参加人数っておい、仕事かよ。
会っても父の仕事にとっては何の得にもならないことを書き、丁重にお断りした。
彼は、彼の奥さんは、この日記を読むのであろうか。
お父さん、小さい頃に優しくしてくれてありがとう。 奥様、年賀状をくださったりいろいろと気にかけてくださってありがとう。
どうぞ、お幸せに。
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