思い、願い。。
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中学受験日記。 (上の子(娘)の受験は2004年2月まで)

中学受験日記から4年数ヶ月、その間、3人目出産、起業し・・・

2002年12月14日(土) ふぐ料理の日

友達が昼前に遊びに来た。
ずっと遊びに来てって言ってたんだけど、なかなか機会がなくて。。
田舎のおじいちゃん&おばあちゃんから大根とじゃがいもが送ってきたので、
それを渡すついでもあって。。

「だったら取りに行くよ」
「だったら遊びに来てよ」

息子が友達のためにホットケーキを焼き、4枚焼くと、友達と遊びたくて私とバトンタッチ。
私が残りを焼いて、次にフレンチトーストを焼く。



昨日、宅急便で届いたんだ。
お礼の電話を待っているから、おじいちゃん&おばあちゃんに電話する。

おじいちゃんは83歳だけどとってもしっかりしていて、
ほとんど寝たきり状態のおばあちゃんの面倒を見ているんだ。
おばあちゃんは倒れて以来、ろれつも回らなくなってしまっている。

「太かなっちょっとばいねー。」

以下、正確に再現できないので標準語混合で書くが、
子どもは大きくなっただろうね、もういくつになったの?
と聞いてくる。

「上は小5で下は小2だよ。」

「そげん大きなったっとばい。」


「ばあちゃんは何もしとらんと。じいちゃんがぜ〜んぶ、畑から掘って梱包したっばい。ばあちゃんは風邪ひいて1時間も起きておられんちょよ。」

「愚痴ばっか言ってごめんよ。ばあちゃんたらもう動けんたい。しんどかよー。じゃーねー。元気でねー。子どももちゃんと面倒みっとよー。」

「じゃーねー」

って言うんだけど、おばあちゃんはまた、子どもはいくつになった?

と繰り返し聞いてくる。
それを3回繰り返し、ごめんね、おばあちゃん切るね。
と電話を切った。

私が同じように
「上は小5で下は小2だよ。」
と言う度に、同じ部屋にいる夫はくすくす笑っていた。

電話を切るなり、夫は


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と優しい顔で言った。

そうか、そうなんだ。
電話を切らなきゃって思うのに、いざ切るとなると同じことを聞いてしまうんだ。
そうか、そうなんだ。


夜は「ふぐ料理」と食べに行った。
義父&義母のおごりだ。

義父は10年以上前から「ふぐ料理」に連れてってやる、と言っていた。
孫にもずっと連れてってやると言っていた。

孫から「いつになったら連れてってくれるの?」
と言われ、今日現実のこととなった。

それも「とらふぐ」で、ふつーの「ふぐ」の倍はするって言うんだ。

私には「ふぐ」であることに変わりなく、「とらふぐ」って何?
の世界なんだけど。

昔ながらの老舗に、予約を入れて、今日の日を待っていた。
2階のお座敷(それぞれ個室になっている)に案内されて、
「とらふぐの刺身」と「とらふぐの唐揚げ」「しらこ」「とらふぐ鍋」をいただく。
何もかも「とらふぐ」づくしで、かなりの額になったらしい。

そんなことはおかまいなしに、子供達は「美味しい」「美味しい」と食べまくっていた。

私たちはこうやって未だに自分より目上の人たちに助けられて生きてるんだ。
私たちの喜ぶ顔を見るのが、喜ぶ声を聞くのが、嬉しい人たちがいてくれるんだ。

感謝しなきゃ。

私はどんなおばあちゃんになるんだろう。
夫はどんなおじいちゃんになるんだろう。


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