思い、願い。。
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中学受験日記。 (上の子(娘)の受験は2004年2月まで)

中学受験日記から4年数ヶ月、その間、3人目出産、起業し・・・

2002年10月16日(水) 自覚してきたか?

うちの娘は受験組。
通っている塾は成績によってクラスが違い、
偏差値60以上が特組、
それ以下が受験組となっていて、
特組は1クラス、
受験組は5クラスある。

うちの娘は受験組5クラスの中の下から3番目の受験3組にいる。

不思議なのは、
偏差値20台だった時からずっと受験3組で、
社会で(100点満点中) 6点取った時も受験3組で、
偏差値60取った時も受験3組で、
他の子はクラスが上がったり下がったりするというのに、
ずっと受験3組なわけで?

結局、良かったり悪かったり安定した成績でない子は、下にも上にも行くことはなくここをキープしているんじゃないかと。。それが受験3組という位置なのかと思い始めている。

その受験3組の中で、切磋琢磨?しているのだ。

この塾に入れて、友だちによく言われる。
「そんな集団の競争の中で、○○ちゃんみたいに大人しい子がやっていけるの?」

確かに、「私も私も」とみんなを払いのけて前に行けるような子ではない。
でも、みんなが我先に、とザワザワしている中をすっと通り抜けて、
ポツンとした先生のところに聞きに行ったりする技は持っている。
当然、先生は慕われれば嬉しいわけで、幼稚園にしろ、体操教室にしろ、
彼女はずっとそうやって自分の味方を見つけてきた。
目立とうとしなくても、目立たないからこそ気にしてくれる人、
と信頼関係を持つのが上手いのだ。

かくして娘は、この競争社会に、埋もれることなく競争しており、
大人しく見える割に、芯があり,気が強く,負けず嫌いな性格であることも私は知っているし、
本人も自覚している。

算数は本人も自分で出来ると思っているらしく、
参観日では決して手をあげない彼女が、塾ではいつも手をあげるという、
何人も間違えて自分が正解した時は、とびきり嬉しいと言っていた。
1回指してくれると次はなかなか指してもらえずまた指してもらえるまで頑張って手をあげる、
らしい。
算数は簡単だ、とも言う。
>ほんとかよ

前回の公開模試の結果で、国語の時間にワースト2が名指しされ、
「お前のせいでクラスの平均点が下がってるんだぞ!」
と言われていたらしい。
『うわ〜〜、きっとワースト1は自分だーーーー!!!
先生ごめんなさーーーーい!!』
と思ったとか。

そりゃ、そうだわや。
クラス平均90点台で、うちの子は50点台だったんだもの。苦笑

ある時、社会で頑張って80点くらい取った時に、
理科の先生から「社会は取れて理科取れないなんて。。」と言われて申し訳ないな、
と思ったそうだ。
本人は社会しかやっておらず、やってない理科は確か10点台だったような。。

そして、彼女は、今日を心待ちにしていた。
テストを受けた土曜日から、今日が来る日を楽しみにしていた。

なぜって?
テストがいつもよりできたから。

前回のカリテは2列目だった。
今回の公開は5列目だった。
5列目になって、2列目で後ろにいた子たちが自分より前にいる。
>あたりまえだ。

それが悔しくてたまらなかったらしい。

仲良しの子が前にいても、○○ちゃんスゴイな、頑張ったんだな、
と、思うらしいが、
デブな男の子とかがいたりすると、なんであんなデブに負けなきゃならん、
と、思うらしい。
>そんな体型で敵対意識持つなよ、と思うんだが。

いつぞや、彼女が「おにぎりくん」と呼ぶ男の子がいて、
なぜそう呼ぶのか聞くと、
おしりが椅子からはみ出ていて、椅子が海苔とすると、おにぎりのようだと言うのだ。
彼女の身体は小さくて細いから、「おにぎりくん」の後ろにすっぽりと隠れてしまうらしい。

渋滞の高速道路で、普通車がでかいトラックの後ろに付いてしまう気持ちなのだろう。
それが嫌なら「おにぎりくん」よりいい点数を取ればいい話なわけで、
ある日、「おにぎりくん」はクラスにいなかったらしい。
きっと上のクラスに上がったのだろう。

話しを戻そう。
それを言った後で、自分で自分の事を
「性格が悪い」
と言うのは大したものだと思った。

特別算数教室の抜き打ちテストで2位だった時も、
「特クラスのクセに私よりバカな奴がいる」
と笑っていた。

あの子たちは今できなくても、帰ってから復習してあんたなんて抜かしちゃうんだよ。


↑エンピツ投票ボタン
と、言っていた。

今、彼女は、周りはとっても頑張っているんだ、ということに、
ようやく気付いたらしい。

今回の公開模試で、前から5列目という屈辱は何度も味わってはいるものの、
きっと自分より後ろの子たちは、
後日テストで座席が反映されてない子たちなのだろう。。
いや、きっとそうに違いない。
私はこの公開模試でこのクラスで一番ビリだったのだ。
そう、受験2組がすぐ後ろにいる。
と、危機感を感じたのだ。

だからなのか?
カリテの前2日間、昼寝はしたが今までにないくらい頑張っていた。

明るい顔で塾から帰ってくる。
念願の2列目だったらしい。

算数は絶対正解している、と思っていた問題が通分し忘れて×になっていた。
すごくショックを受けていた。
結局、いつもと同じケアレスミスが3問だ。
それでも今回は平均点が低かったせいで助かったようだ。

理科と社会は自己採点より高かった。
多分、選択問題でテキトーに書いていたところが合っていたのだろう。

国語と理科は、平均点ぐらい、
社会は評価3でなければいいな〜と。
願うばかりである。。


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めい [MAIL]

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