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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
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2002年04月30日(火) 日常ではありえない世界

 寒い!!

 今まで寒くて目覚めることなんてなかったのに!時計についてる温度計をみるとなんと5度。いくら寝袋で寝てても起きてしまうはずだ(俺の寝袋は冬以外の3シーズン用でイマイチ)。深夜2時に目が覚めてしまい、小便をしに外へ出ると深夜だというのにとても明るい。その原因は“月光”。月がこんなに明るいものだなんて思ってもみなかった…。月光のおかげで星はほとんど見えなかった。そして震えながら再び眠る。

 目覚めると朝7:30。目の前には湖があり、そこに朝もやがかかっていて非常に美しい。今朝は野菜ラーメンを作る。すすり音を立てないように気をつけて…と。なんかイマイチだっ!!味気ねえよ!

 日差しを背に浴びて、8:20小屋を発つ。途中までは昨日通った同じ道をたどり1時間後分岐点に着き、ここから650m→1700mの高低差およそ1,000mの山歩きが始まる。ひたすら森の中だ。あまりに森の中なのでときどき道がわからなくなるし、思いのほか高さを稼げない。1時間半進んでわずか300m登っただけだ。さらに1時間後川沿いで小休止する。やっぱり純粋な水とおやつがうまーい♪

 休憩を終え、森林点を越えるとここから本格的な登りに入る。と同時にかなりのガレ場に入り、崩さないように、崩れないように気をつける。1,300mラインを超えると(およそ700m上昇)、水の流れる場所が凍っている。昼の12時だというのに温度計を見ると1.7度!この辺の水はすごくきれいで、薄く張った氷が完全な透明。これをばりぼりかじって吐き捨てる。たぶん大丈夫だろうけど、さすがに食べはしなかった。

 氷の張った川をいくつも越え14時にAngelus Hutに到着。4時間40分の行程か、まずまずかな(ちなみに一般的には5〜6時間)。小屋の周りを散策すると、山のピークがいくつもある。けれどどれも少し遠いので行くのはやめる。辛くはないけど気が進まなかった。事故になるという予感があったのか?よくわからんが。

 今日小屋に集まったのは総勢16人、そのうち10人がグループでいるのが大きい。Christchurchの山登り集団みたいで、俺の逆コースをたどっているらしい。夕食時、スープやコーヒーの音の話を思い出し他の人の飲む様子を観察すると、確かに皆まったく音を立てていない。日本が例外なんだな、お箸文化だし。

 10人グループがトランプをしていたので見ているとまた“大富豪”だ。またローカルルールを発見する。名前はよくわからないけれど、“7”の数字を出すとそれ以下の数字しか出せなくなる。例えば、普通にゲームを進めていって、“7”を出すとその次の人は“3”から“6”までのカードしか出してはいけない。そこでその人が“5”とか出せたらあとはいつも通りに進むんだけどね。まあそういうルールもありってことで。

 明日も晴れてくれることを願う。21時就寝。


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