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2. Behaviour Control 行動のコントロール
1. Regulation of individual's physical reality 個人のあり方に関する規定がある。
a. Where, how and with whom the member lives and associates with どこで、どのように、誰と信者は生活を共にするか。
真光は、信者がどこでどのように住み、誰と住むのかについては、公式には制限をしていません。しかし、真光は結婚せずに「同棲」するカップルに対してあからさまに眉をひそめます。ある女性が長期間にわたる事実上のパートナーと正式に結婚するまで初級研修を受けられなかったという例を、私は知っています。伝統的な家族という価値に対して重きがおかれ、結婚に留まるように(つまり離婚をしないように)奨励されます。
多くの信者は、その土地の道場(真光センター)の近くに住みたがります。しかし、それは強制されるものではありません。
誰の近くにいるべきかということいついて教えが与えられており、よい人格を持った「高いレベル」の人の周囲にいるのがよいこととされています。
「もし頑固な人といっしょにいたら、最後は自分も頑固になりますよね。もし夫が頑固なら、妻も同じように頑固になります。これは恐ろしいことです。このようにして人は、周囲の人から霊波線を通して影響をうけるのです。」
「もし誰かと出会うと、その人とあなたは霊波線で結ばれます。もちろん、霊波線の数はどのくらい親しいかに依存します。しかし、それによって他人の霊的なエネルギーがあなたの中に流れこむのです。」
[Extract from Teachings of Sukuinushisama, Wondrous Method of Going-Towards-God, given on 13 June 1993, MAAJ Volume 11, Number 7, July 1993, pg 10-11]
MAAJ = 真光オーストラリア−オセアニア アジアジャーナル、日本の(○○)真光誌を翻訳したもの
b. What clothes, colours, hairstyles the person wears どんな服、何色の服を着るか。どんな髪形にすべきか。
女性に対しては、女性らしい服装をすることがよいとされています。例えば、スカートやドレスなどです。しかしながらこれは、総ての信者に対して強制されているわけではありません。女性の導士はスカートかドレス、ボタンのたくさんついているブラウスを着なければならず、腋の下が見えないように、ノースリーブの服は着ることが許可されていません。髪は短く切るか、後ろで束ねなければなりません。
服の色やヘアスタイルについては、特に厳しい規定はありませんが、黒は女性にはふさわしくないと見られています。男性は黒のスーツを着ることができますが、女性は明るい色の服を着るのがよいとされています。また、女性が(ズボンをはいたりスーツを着て)男性のように見え始めること、男性が(長髪などにして)女性のように見え始めることは、現代社会が崩壊に近づいている証であるという教えがあります。
「本日は3月3日、お雛祭りの日です。(日本では一般には女の子のお祭りあるいは人形のお祭りとして知られていますが、神の教えでは、古代における節目の日、女性を祝う日とされています。) 女性は女性らしさをより一層発揮し、より一層神様に仕えなくてはなりません。」 [Extract from Teachings of Oshienushisama, Foremost Duty of Children of God, given on 3 March 1987. Published in Mahikari Australia Journal, Volume 5, No 4, pg 3] すべての信者は、御み霊(おみたま:聖なるペンダント)を入れるための小さなポケットを下着につけなければなりません。そして、入浴と水泳時以外は、常に御み霊を身に付けます。そのポケットは新しい生地で作られ、御み霊が傾かないように、きちんとまっすぐに縫い付けられなければなりません。
c. What food the person eats, drinks, adopts, and rejects どんな食べ物を食べ、どんな飲み物を飲むか。 また、どんなものを受け入れ、どんなものを拒絶すべきか。
信者は「生理学的にシンプルな食べ物」や、できるだけ有機栽培された食べ物を食べるのがよいとされています。着色料やその他の添加物は避けるべきものとされています。その多くは現代の常識とされているものです。しかしながら、これらの教えの多くは信者にとってはより強力なインパクトを持って語られており、もし子供たちに色つきのキャンディーを与えたりしたら、子供に毒を与えているとか、ちゃんと面倒をみていないとされます。
凍っている食べ物は体内の毒を固めてしまうと言われています。よって、夏にアイスクリームやその他の冷たい食べ物を食べると眉をひそめられます。
「『夏の日に 冷たきものはさけよかし 濁毒(だくどく)かたむるあとのおそろし』」(祈言集 P.198 夏の感謝)
「これが意味するところは、夏の間冷たいものを食べてはいけないという意味です。冷たいものの代表は、アイスのように凍っているものです。また、0度ちかくに冷やされた食べ物をとることは、体によくありません。氷を使った食べ物や飲み物を避けることが重要です。」
「冷たい食べ物は、胃からはじまる内臓を冷やし、ダメージを与えます。そして、新陳代謝を止めてしまいます。冷たいものが新陳代謝を阻害するというのは、人間の身体が必要なものを吸収し不要なものを排出するという生物学的働きを阻害するということです。すなわち、古い細胞が新しい細胞に置き換わるのが邪魔されるということです。」
「もし冷たいものを食べると、古い細胞が体の外に出されず、体のなかに溜まっていきます。遅かれ早かれ、それはガンのような病気を引起こします。冷たい食べ物は、それほど恐ろしい現象を引起こすのです。」
[Extract from Teachings of Oshienushisama, Construct the Foundation for the 21st Holy Century, Heaven on Earth, given on 7 July 1988. Published in Mahikari Australia Journal, Volume 6, No 8, pg 3] 毎日の食事の品々からよさそうな部分を少しだけ、仏壇の先祖に供えるということがなされます。
信者は、電子レンジは食品の霊的な要素を破壊し、栄養を損なうので使用を避けるようにと言われています。(これは正式な教えではありませんが。) 電子レンジで温められた食品は、先祖には供えることができません。
食品のお供え(奉載)が、感謝祭のときに行われます。そのお祭りのあと、食品は祭壇から下げられ、切り分けられて信者や参加者に配られます。奉載に使われた食品は、真の光に満ち、癒しの力があるとされています。多くの信者は一握りの奉載米を持ち帰り、例えば、料理全体に光をあたえるようにと、料理の中に2,3粒の米を入れます。奉載に使った卵はケーキを作るのに使われ、そのケーキは「満ち溢れる光」を受けられるようにと家族や友人に配られます。殆どの道場では、何も食べられなかった病気の子供が奉載米を口にしたあと急速に快方に向かった、というような話がたくさんあります。
d. How much sleep the person is able to have 睡眠は何時間とるか
真光の中では、睡眠時間はそれほど厳しくは制限されていません。しかし、現在のリーダー、教え主様は、毎晩3時間から4時間ほどしか必要としないと言われています。より浄まれば浄まるほど、少しの睡眠しか必要としなくなると言われています。このことが人々をあまり眠らせないようにし、人々を組織のなかに留めることに対して多少の効果を発揮しているように思います。
「真光の業を実践し、いくつかの神の教えに従うだけで、完全に健康になることができ、症状を取り除くだけでなく、あらゆる病気や不調から解放されるのです。また、疲れを知らない人になることができます。もし充分に浄まれば、5時間の睡眠で充分になります。」 [Mahikari - Thank God for the answers at last, Dr A. K. Tebecis, 1982, pg 214]
「『私は、神が私に示したとおりに人類に対する愛に生きるのです。私は自分の心を愛する人々の中に溶け込ませてしまうのです。そして何が起ころうとも、どんなに疲れていても、たとえ何も食べられなくても、そんなことはたいしたことではありません。私は人を救わなければならないのです。』私はこのような決意をもって、日々お浄めを施しています。そうすると、私は救いを受ける人になってしまうのです。これが、私があなたに対して次のように言う理由です。『私の真似をしなさい。そして、自分の曇りをとることを楽しみなさい』」 [Teachings of Sukuinushisama, Be a practitioner of raising the hand altruistically, given on 2 August 1995, MAAJ Vol 13 No 9 September 1995]
訓練部(日本にある導士の養成所)にいる訓練生たちは、一般的には夜11時から朝5時までの6時間の睡眠しかとることができません。ときどき、彼等は夜中にサイレンで起こされ、バックパックを背負って山の中を歩き回るということを、非常事態に備えた「緊急時訓練」としてやらされます。
導士たちはしばしば、真光センター(拠点)において夜遅くまで起きてオフィスワークを仕上げなければなりません。たとえ夜中の3時まで仕事をしたとしても、6時には起きて再び一日中仕事をしなければならないのです。
信者でも睡眠時間を削って人に光を与えることはとても賞賛されます。例えば、母親が1,2時間の睡眠を削って子供たちが眠っているときに光を与えることとか、朝早くおきてパンフレットを配りにいくことなども賞賛されることです。
「その当時、私は毎日道場へ参拝することを習慣にしていました。私の家から道場まで車で40分ほどかかります。私は仕事のために朝早く家をでなければなりませんでした。色々な事情から、毎日道場へ行くというその習慣をやめようと何度も考えましたが、その度に「これは神様が私を試しているのだ」と考えて続けました。それから、手遅れにならないうちに自分を浄めなければという何か不安のようなものを感じ、私は睡眠時間を削って道場に通うようになったのです。」 [Extract from We are a family going towards God by TF, 7 November 1994. MAAJ Volume 13, Number 8, pg 16] e. Financial dependence 財政的依存
殆どの信者は仕事をもっている社会人か学生です。しかし、この組織のスタッフ(専属幹部)は日本円にして最低の賃金で生活をしています。幹部候補生は非常に少ない給料で生活しなければなりません。
「神にフルタイムで仕えることが許されている」という特権を持っているとされるため、スタッフは適正な給与を支払われていません。彼等の給与は最低限のものです。家族を養う導士(教師)にとって、借金もせず収入内で暮らすのは非常に難しいことです。その他の導士は真光センター(拠点)に住み込み、わずかな持ち物しか持っていません。拠点の長の旅費は信者の寄付でまかなわれ、多くの贈り物、食物、住まいを信者から与えられ、大きな尊敬を集めています。
f. Little or no time spent on leisure, entertainment, vacations レジャーや趣味、休暇にほとんど時間をかけることができない。
これはそのようにすることが公式に決まっているわけではありませんが、非常にたくさんの行事があり、熱心な信者は真光以外の活動にほとんど時間を割くことができません。この集団は単なる親睦会のようなものは開かず、総ての活動が「神への奉仕」であり、真の光を与え、教えを勉強することに注がれます。教え主様は休暇をとることに関する教えを与えています。その教えの中で彼女は日本の信者に、もし休日に海辺に行きたければ熱海へ行き、山へ行きたければ高山へ行くように教えています。(両方の場所とも、重要な神殿のある所です。) ある信者は、休暇の予定を話し合った時にこう言われたといいます。「火の洗礼がこんなに迫っているのに、どうして遊びにいくことなど考えられるのですか?」
もしあなたが熱心な信者であれば、時間とお金を物を買ったりレジャーに浪費するよりも、道場にいて奉仕をし、お金については奉納することを好むはずだ、というような雰囲気が、ほとんどの道場にあります。殆どの教えが、すべての信者に際限の無い努力をするよう要求して結びの言葉としています。以下の引用は、そういう雰囲気をよくあらわす好例です。
「...あなた方がこの道において怠けることなくより一層の努力をされますよう、私は心より切に願ってやみません。」 [Extract from Teachings of Sukuinushisama, The Mystery of 5 and the Serious Responsibilities of Yokoshi, The Origin of Creation (Birth, Growth) of all Creatures, given on 4 and 5 May 1987. Published in Mahikari Australia Journal, Volume 5, No 7, pg 9]
「精進とは、一寸の無理を積み上げて参ることこそ大事なれ。大いなる無理を致せば、脱(はず)るるか壊るるかなり。ス直に無理致して行くなり。」 [御聖言、要のカナメ P.379]
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