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1975年04月28日(月)

日本では、教団は軍隊形式の青年組織を作り、与党である自民党の候補を応援するために彼らを働かせることによって、政治的活動を行っている。教団は、一般には信用されていないシオンの議定書のほとんどをその教義の中に採用し、シオニストの世界支配に対する陰謀を喧伝し、ユダヤのダビデの星は本当はユダヤでなく○○真光に属すると教え、ユダヤ人はソロモンの寺院を破壊させたることで神を裏切ったのだから大虐殺を受けても仕方が無いと教えている。東京の地下鉄でサリンガス攻撃を行ったオウム真理教とのぞっとするようなつながりが、キャンベラタイムズが入手した○○真光の上級信者ためのセミナーテキストに含まれている。"The Future Course of Japan(日本の将来?)"という著作から引き出した、Kido Hondaの記述に関して述べたある章は、最も勇敢な者をもぞっとさせるような恐ろしい計画について言及している。「それは地下鉄である。まもなく世界中のどの国の首都も地下鉄をもつようになるだろう。そうすれば、すべての政府機関や政府の重要書類を同時に破壊することができるのである。」

(注:地下鉄に関する記述は、「5.御聖言−警世の書−」中に出てくる歴史的偽書「シオン(賢者)の議定書」内の記述が起源と思われます。上級研修テキストでは、それをもとにした別の著作から引用されているようです。」

○○真光は、キャンベラに本部を置く計画を長いこと持っていたが、この前の12月にオーストラリア政府との文書にサインをし、ムーレイ(Mulley)通りに1ヘクタールの土地を無償で与えられた。その文書には、「崇拝や、宗教的会合と活動のための場所」と書かれている。教団は5年以内にその土地に建物を建てる。主な障害は、以前オーストラリアでNo.2の信者でありキャンベラの写真家であったゲリー・グリーンウッド氏の背信行為である。グリーンウッド氏は、現在ニューサウスウエールズの北方に住んでいるが、インターネットにおいて「All the Emperor's men (みんな天皇のしもべ)」という恨みのこもった批評を出版している。そこで彼は、金銭上の異常さと信者に対する系統だった洗脳について述べている。

ベルギーでは、特に教団が警察権力に侵入していることが発覚して以来、政府委員会が教団の活動を調査中である。同様な調査がドイツ、フランス、オランダ、そしてスイスでも行われている。シンガポールでは、政府が教団の活動を調査している。その活動で集められた寄付金の80パーセントはシンガポール内の慈善活動に使うことが法律で決められているのだが、元信者によると、1セントもシンガポール内では使われていないという。

The soldier who began it それを創めた兵士

○○真光として今日知られているものは、1978年6月に設立された。広く認知されている創始者は、日本の軍隊の上級将校だった岡田良一氏であり、彼は今世紀の最も野蛮な事件である1937年の南京レイプ事件に関わっているとされている。

日本の天皇の神格性を熱烈に信じる彼は、第二次世界大戦における日本の敗戦のあと、S界救S教と呼ばれる神道に基礎を置いた教団の牧師となった。しかし10年後には、オカルト、特に悪魔払いや魔術に対する興味が大きくなっていったために、教団を去ることになった。

彼は後にS界真光文明教団と呼ばれる新しい教団を創設し、基本的にS界救S教と同じだが、「神の啓示」を推進し、手から癒しの力としての光を放射するということを実践した。

「教え主様」という名前の彼の養女は、彼の主要な信奉者となり、1974年に岡田氏が死んだときに彼の後を誰が継ぐかに関しての厳しい裁判を戦った。「教え主様」は敗北し教団を去って○○真光を設立した。

教団のすべての財産は彼女の名義であり、彼女は日本でも有数の金持ちである。彼女は豪華な記念館や、聖堂や45メートルの高さのピラミッドを建設し、それらは信者に公開されていない部分が多い。

アメリカの学者であるウインストン・デイビスは、1980年に出版した「道場」というタイトルの本のなかで、この教団とその不思議な力の実践に関する包括的な研究を行った。彼はそれをこう述べている。:
"as a religion...virtually slow magic, and ...as magic it is fast religion"
「宗教としては...????

この教団は世界中に広がっている。そのオーストラリアの本部は、キャンベラをベースとし、南アフリカにまで達する小帝国を築いている。ここでの○○真光の長は、霊的指導者とか管長とか議長とか色々な呼ばれ方をしているが、ラトビア生まれのアンドリス・テベシス氏であり、彼はかつてジョン・カーティン(John Curtin)医学研究スクールにいたことのある優秀な科学者で、そこで彼は猫の脳で微小電極を使った研究を行い、またオーストラリア国立大学の心理学科で人間の意識の変性状態を研究していた。

彼は1975年に招聘教授として日本に滞在していたときに真光に偶然出会った。彼と彼の日本人の妻のYasumi、そしてルクセンブルク在住の一人の日本人は、オーストラリア首都圏にある有限会社組織である○○真光オーストラリアの重役であり、4つの信託会社−○○真光スクールビルディング基金、○○真光オーストラリア基金、○○真光南アフリカ基金、そして○○真光学校運営基金−などを役員として立ち上げた。

オーストラリア安全委員会によってもたらされた最近の詳細な情報によれば、日本の○○真光は「究極の信託基金」であり、1995年に90242ドル、1994年は196,832ドルが日本へ送金された。1995年に、105,922ドルが役員たちに支払われ、役員の一人は100,000ドル以上を受け取った。テベシス博士とその周辺の役員たちが、不正行為をしているのか、それとも団体の規定に記載されている以外のビジネスに参加しているのか、それは定かではない。

先週テベシス博士と話をしようとしたができなかった。キャンベラの本部によると、彼は現在南アフリカにいるとのことだった。電話に出た女性が言うには、組織を代表して話のできる人が他におらず、また批判に応対することはめったにないとのことだった。


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