恋のさじかげん
れのん



 ご挨拶

彼の実家には、何度か伺っているのだけれど、
正式にご挨拶に伺いました。
彼の両親も、とても喜んでくださり、
その様子が嬉しくて、涙がこぼれてしまいました。
感動してしまったというか…
私も遂に結婚するのか、と少し実感してきました。

彼も私の実家に挨拶に来てくれました。
普段、初対面の人にはとても無愛想な父も、
(娘を嫁にやるんだから、もっと無愛想かも…と踏んでいたのですが)
まったくもって予想外!饒舌に語り、一緒に飲んでました。
父も気を使ったのかもしれないけれど、
結婚を認めてもらえたのは、とても嬉しかった。

みんなに認めてもらえて、手放しで祝福してもらえる結婚、
それは、あの不倫の日々を思えば、信じられないこと。
そして、私が一番望んできたこと。
あれから3年。いろいろあったけれど、
私は普通の、人並みの、幸せを今、掴み始めたのかも知れません。
どんなに時間がかかったとしても、30を超えたとしても、
私はやっぱり、こういう恋を成就させたい。

2005年08月17日(水)
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