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■ 包み込むように。
不倫だから、我慢していることってたくさんある。 けど、それを言い始めたら、不倫する覚悟が無いって言うことであり、 そんな弱さを自分の中に見つけてしまったら、別れる以外の選択肢はない。 我慢を、それとなくごまかすようにして、 我慢を、「こんなこと、大したことじゃないし」で濁すようにして、 そして、少しずつ慣れていく、そんな3年間だったように思う。 そして、そんなことに慣れていく自分を、少し切なくも思う。 彼を、失いたくない、そんな強い気持ちを持てない。 彼を、ちゃんとまっすぐに受け止めて居たいと思う。 彼を、確かに愛していたと、自信をもって言いたい。 彼を、思い続けた日々を無駄だなんて思いたくない。 自分を否定することを、恐れているだけかもしれない。 自分かわいさに、総ての思いも、行為も、正当化してる。 でも、正当化して、何が悪いの?って、開き直ったりね。(笑)
年末、彼と温泉へ出掛けました。 何も聞きませんでした。彼の親の起こした事件のことも、彼の扶養家族のことも。 何も、聞けなかったのかもしれない。 ただ、彼が疲れていることが分かっていたし、何も聞かない方がいいと思った。 その選択は、私が愛人で、彼にとって癒しでなければいけないから。 現実が辛いのなら、非現実の人である私が楽にしてあげたいと思った。 時々、私は自分の中に母性を見つける。 包み込むように、そして、いつでも出ていけるように、、、、。 そして、私自身は遠く離れていく日を、あと3ヶ月と控えている。
2002年01月03日(木)
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