恋のさじかげん
れのん



 恋愛の嗅覚

「この人、私のこと好きだろうな。」って感じることありますよね?
目が合っただけで、「ちょっと、あたしに気があるのかしら?」なんて言う、
おばかさんな勘違いっていうのも、ありますけど、、。
でも、「確実」に、「狙われている」(?)とか、「気があるそぶり」をかぎ分ける力、
誰でも持っていると思います。
私は、これまでそういう力があまりなかったと言うよりも、そんな嗅覚を忘れていて、
それはそれで、つまらないけれど、自分なりに楽しくて平凡で。
で、周りの人が放っているにおいにまったく気づかずに来ていた。
でも、最近の私は大変に、嗅覚に敏感。
恋に発展する人なのか、そうでない人なのか、意外性の人なのか、
何かにつけ、何となくかぎ分けているのは、
私に、恋愛が必要だからなのか、単にひまなのか、。
そして、男の人の下心は「におう」と、立証したいぐらい。
胡散臭いっていう言葉があるように、人となりって言うのは、
独自のにおいを持っていると思う。
いっしょにいて居心地のよい人というのは、友達でも、恋人でも、
何となしに、落ち着けるにおいを持っていて、
そのにおいに誘われて、そのにおいに癒されて、胸に抱かれることに安らぎを覚える。
けれど、においを発散して、気持をうかがわせる人の、
その強烈さに、嫌悪を感じてしまうことも事実。
一般的にいうフェロモンとは、また違ったものになるのかな、、。
怪しいひとには、怪しいにおいがあり、
素敵な人には、素敵なにおいがある。
その人がまとっている雰囲気、、、みたいなもの。
そして、それをかぎ分けることができるようになって初めて、
自分にとって、必要なひとを見つけることができるのかもしれないなって思う。
「なんとなく好き」という気持の奥に、「確かなもの」を含んでいるような。


2001年04月16日(月)
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