French Wolf の日記
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2005年10月05日(水) 複数言語を操る人への羨望


水曜日

毎日恒例のプロジェクトは外注さんにお任せして、本来ならば Tsuc 市の病院にいくはずだった。昨晩までになんとか形にしたプロジェクトについて未解決の課題を信頼できる友人から国際電話でヘルプを求め、納品できるように形を整えたとたん・・・。新規案件の打診が舞い込んできた。あぁ、これで今日は仕事漬けになることは確定。病院はまた明日か明後日にでもいけばよい。



Bilingual, trilingual, quatrolingual/tetralingual [sp?], ad infinitum
俺がまだ幼い中高生だった頃。テレビではじめてバイリンガルなる人たちの存在を知った。まだ宵っ張りでも翌朝きちんと起きることができて、学校の授業もそれなりにマジメに受けていられた若かりし頃の想い出だ。

一番鮮明に覚えているのは、日曜の深夜に放送されていたCNNヘッドライン。山口美江、小牧由香などでピンと来る方はおそらく同じ世代か、番組のファンか、(あるいは俺が知らないだけでひょっとすると一般常識なのかもしれないが)のいずれかだろう。彼女たちは流ちょうな日本語を話すのはもちろん、普通に英語でべらべらしゃべるのだ。

当時、ときどきラジオのFMでいんちきDJが英語混じりの日本語で話しているのを耳にしたことはあるけれども、これは中高生の俺が聞いても、発音はネイティヴのものじゃぁなかった。聞くに堪えないというか、恥ずかしくなってしまうものだった。カタカナをそれっぽく話せばよいっていうコンセプトが丸見えで、どう考えても「L」の音なのに「R」にしてしまったり、「idea」のように最後が「schwa」で終わる単語も「ideer」のように発音していた。(ボストン訛りじゃあるまいし。)

一方、CNNヘッドラインの彼女たちは、すごいのだ。バイリンガルの中にも両方読み書きからディスカッションまで変幻自在に操れる人もいれば、自分は何が苦手で何が得意かを把握して(謙遜して)いる人もいる。いずれにしても、当時の俺には山口女史や小牧女史の英語のレヴェルは判断できなかったが、それにしてもかっこよかった。憧れだった。ああなりたい〜と切に願ったものだ。

そして月日は流れ、大学に入る。カルチャーショックだ。バイリンガルが山のようにいる。夥しいとはこのことだ。「♪育ってきた環境が違うから、好き嫌いは否めない〜♪」なんて暢気なことは言ってられない。高校まで「わりと英語できる」と自負していた俺だが、いきなり脳天から煉瓦で108回殴られたような衝撃を受けた。

後で知ることになるのだが、やはりバイリンガルでもいろんなレヴェル、ヴァライエティなどなど個人差があること。なにも煉瓦で殴られたショックを引きずることはなかったのだ。それに同じ人間である以上、言語に関連するもの、しないもの諸々を含めても、やはり悩みはあるわけだし、逆にコンプレックスを抱いている人もいることを知って、今度は清水の舞台から突き落とされたような衝撃を!いや、衝撃というか、開眼に近いのかもしれない。

ただ今でも、バイリンガル、または複数言語を自在に操る人の脳みそをのぞいてみたいし、自分が疑似体験できるならやってみたいと思う。どういう風に切り替えているのか・・・。また自然にスイッチが入るものなのか?

勉強に専念できる環境にいるときには、その境遇の恩恵をないがしろにしていたくせに、いざ自分の環境が変わると、知りたいことが地球の中心でブクブク、ボコボコいっているマグマのように湧いてくる。いや環境のせいにしちゃいかんだろ。分かってますよ。勉強なんてしたいって思えば、いくつになっても、どこにいてもできるんだよね。単なる言い訳でした。

で、32歳の俺だが、これから1%にも満たない可能性に賭けて、日本語と何語かのバイリンガルを目指すべきか?(微妙〜)


今日の練習メニュー。

久しぶりにきちんと1000mのアップ。

クラスに参加して
きれいに背泳ぎ(13:00〜13:45)
- アップ:25m
- 片手だけのストロークで25m×3
- 仕上げに両手で:25m

今日は意外にもいつものコーチではなく、新しいコーチ。前に俺が狙っていて、代行だったという残念な経緯のあったコーチである。同氏の指導はすごい。お手本もすぐれていることながら、コメントも的確でわかりやすい。お見事!

個人で
これまた久しぶりに200m個人メドレーにチャレンジ。3分32秒。2秒で1級には合格できない。バックは本当に以前と比べたら雲泥の差で、ラクになった。なのになぜ・・・?オブザーバーの意見からすると、油断してブレストが遅くなっている、伸びがない、などいろいろと声が寄せられた。バッタで頑張りすぎという声もあるし、フリーで手抜きしているのではないかという指摘も。

バックをやりながらも他の泳法もきちんと練習せねば・・・。




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