French Wolf の日記
DiaryINDEXpastwill


2002年10月21日(月) ちゃんぽんと卓球とビール


月曜日。

すごいものを食べてしまった。茨城県の県庁がある M 市。駅から (こちらの地方で言うところのものの) 近距離にある某ラーメン屋。「ちゃんぽん」なるものを初めて食べた。

まず驚いたのが、具の量。半端ではない。ラーメン丼にソーサー (とは言わないだろうなぁ。受け皿みたいなものである)。麺は当然白菜や人参、豚肉に隠れて見えようわけもない。猫舌で有名な俺だが、片栗粉ベースのとろみがついていればなおさら冷める (冷ます) のも容易ではない。また、粘度が高いから、箸で普通に具や麺をすくうだけでも、腕力が要求される。いやいや、大げさに聞こえるかもしれないが、実際一緒に食べた 4 人のうち腕が疲れてきたというのが、第一声だった人もいるほとである。丼から抵抗する具や麺を無理矢理引きずり出して、左手で構えていたレンゲの上に休ませ、フーフーと冷ましながら、右手では次の具や麺を取り出す作業を繰り返す。

重さで量ったら、おそらく通常のラーメンの 2 倍ではきかないだろう。熱くてもうまければ、猫舌も忘却の彼方に葬り去られ、小気味よいペースで箸が動く。口も動くし、咀嚼も進み、食道から胃にどんどん麺が流し込まれていく。

店はお世辞にも最新設備が整っているとはいえず、逆にレトロそのものである。水も麺も、試しに頼んだ焼きそばも餃子も店の人がテーブルまで運んでくれるなんてことはありえるわけもなく、カウンターに「はい、お待ちどうさま」の一声を合図に自分たちで配膳する。初めての店だったこともあり、分量を甘くみていた。焼きそばと餃子はどう考えても不要。味もひどいものだった。いずれにしても、ちゃんぽんは、量だけではなく、味もものすごいことになっていた。後で友人に尋ねてみたところ、その店はちゃんぽんが勝負ということらしく、他のものを注文してたとえまずかろうが、客も店もお構いなし、ということである。それならば納得・・・。

雨足が強くなり、友人たちを引き連れて自宅に戻った。夜は、昼間のちゃんぽんを消化するためにも、また昨日さぼってしまったプールの代わりとしても、運動が必要ということで、卓球に出かける。まわりはうまい人だらけ。やはり何事もうまい人が自分のまわりにいないと成長は難しいなぁ、と痛感したりして。

卓球、これすなわち焼き肉という方程式ができあがっている今日この頃。ゲームを楽しんだ後は焼き肉屋で打ち上げである。ビールがうまい。五臓六腑にしみわたる。卓球直後にジュースを飲んでいた連中に断固として流されず、水分補給を遠慮していた甲斐があったというものである。グビグビ飲んで、細胞の一つひとつが口を開けて (そんなものないことは百も承知だが) ビールを待ちかまえているかのようだった。




French Wolf |MAIL

My追加