French Wolf の日記
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土曜日。
実は、昨日から仕事のトラブルが発生している。これは、本来お願いしていた外注スタッフと突如として連絡がとれなくなり、文字通り音信不通状態、消息不明になってしまったのである。スタッフの納期はとうに過ぎており、心配した俺が連絡しても、応答なし。電話、ファックス、携帯、メイル、考えられる手段は全部使ってみたがダメである。
クライアントに連絡し、事情を正直にうち明けるのにもかなり勇気が必要だった。信じてもらえるかどうか分からないというスタートである。理由の如何を問わず、引き受けた側の問題だから、クライアントは一切関知しなくても当然。まぁ、通常向こうも人間だから国に関係なく、エンドクライアントに連絡して、多少の納期調整はしてくれるのだが、これをしてくれなかったら、もうお手上げである。損害賠償で訴えられても仕方ないし、しかも今回の場合相手が中国企業だったこともあり、先方のビジネス慣習や常識の物差しで審理が執り行われるとまで危惧したのである。
昨日の夜は、メーリング リストなどで声をかけておいたのだが、今ひとつぱっとした返事が来ない。それどころか、逆に「この場でそのような募集をかけること」について、また「無責任と思われる投稿」について指摘を受けたり、、、。弱り目に祟り目とはよくいったものだ。
結局午前中にひとり、午後ひとり、無事に新しいリソースを発掘することができ一安心である。
ただ残念だったのは、月曜の朝までの仕事は、本来自分が担当するつもりだったのだが、今回の騒動ですっかり今日一日のエネルギーを消耗し、明日一日ではとうてい太刀打ちできないという状況に追い込まれた。これもまた外注さんの手を借りることになった。
ビジネスする上で、器用貧乏は大敵だともきく。他人にできることは、他人にやってもらう。これを基本とする考え方もあるようなのだ。たしかに、経営するなら、全部を自分ひとりでやっていたら、成長しない。自分がではなく、会社がである。自分がやった方が早いし、儲かるし、教えるのが面倒、となると会社として成長しない、という裏付けからだ。この考え方にはまったく賛成なのだが、いざ「もし自分が直接やっていたら、これだけの金額が入ってきたのに・・・」とついつい考えてしまうのは、結局自分が貧乏父さんなのだろうか?
ひょっとしてお子さまたちは、今日から夏休み? うらやましいかぎりである。子どもの頃は子どもの頃なりの悩み、イヤなこと、楽しいことも多かったが、今もそれなりにプラス、マイナスがある。どちらがよいかなど無意味な議論はしたくないし、するつもりもないし。
時代の趨勢か。子どもたちがどんどん甘やかされているような気がする。また教える側の年齢も若くなっている・・・実際自分と同年代の先生も数多くいる。NHK『さくら』で筆子さんもいっていたが、「今時の若い者は」というのは吉田兼好の時代から使い回されてきたらしいから、深く考えることもない。
要は隣の芝は・・・だろう。
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