French Wolf の日記
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火曜日。
一週間が早い。仕事が忙しいからだろうか。
最近自分のする仕事、成果物に自信を失いつつある。翻訳を生業としているわけだが、どうも自分が翻訳に関して固執している哲学が一般の人々には通用しないらしい。いや、それどころか、自分の訳では翻訳になっていないのかもしれない、と思うようになっている。きっかけは一つの出来事ではない。今まで心の中の闇に押し込めていた何かが鎌首をもたげている感じである。
ここで弱音を吐いても仕方ない。そんなことは分かりきっている。当たり前である。でも誰かに聞いてもらいたかった。
なんとなく落ち着かない、病気とは異なる意味でブルーになりつつあったので、夕方外に出た。本屋である。最近よく本を読む。新品を買っていたら、財源が底をついてしまう。古本屋である。図書館でもよいのだが、ここに引っ越して以来、どこに図書館があるのかわからない。もちろん市内にはあるはずだが…。
ちなみに今日買ったのは、三島由紀夫、遠藤周作、三浦綾子である。後の 2 人は大学時代によく読んだ。三島作品は初めてであるが、いまさら赤川次郎の年代でもあるまい、と思い、多少重めの作品のつもりで 100 円均一のコーナーから数冊を選んでみた。
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