French Wolf の日記
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2000年10月28日(土) |
料理の鉄人--いや、やっぱり「達人」レヴェルにしておこうか |
毎日、前の日の夜に何を食べたかを書くのが習慣になってきた。きっと、知らぬ間に増えつづけているカウンターに貢献している読者賢者諸氏も期待しているに違いない、と思い今日も昨日の夜のメニューを紹介するところからはじめよう。
昨日は、単刀直入に言うと、極端な鬱状態に陥り、それが原因かどうか定かではないが、ともかく吐いた。吐瀉という言葉がまさにこの現象のためにある、と思わないではいられないほどの勢いで、胃から逆流してきたさまざまな物質が便器に飛散、飛沫、飛翔 (?) したほどである。さて、メニューの公開である。
1. ビール 2 缶 (350 ml × 2) 2. 焼酎のウーロン茶割り 2.1 杯 (端数は途中で気持ち悪くなり、 吐き出したため、無残にも流 しに消え去っていったため) 3. さばの味噌煮 1 缶
まず自分で驚くのは、酒の許容量が極端に減少していることである。以前であれば上記 1 や 2 程度のアルコール、そして、3 程度の微々たる食事で吐くことはありえなかった。どう頑張っても、さらにラーメンやカレーライスくらい、少なくとも 2 人前はいともたやすく平らげていたことだろう。
先週の木曜日に胃腸科も看板に掲げている近所の内科の診察 (そう、例の漢方薬: 半夏厚朴湯 (はんげこうぼくとう) を処方してくれた女医さんがいる病院である) を受けて以来、食後の胃の不快感はなくなったものの、夜の吐き気は依然として完治していない模様。もっとも酒を飲んでいる時点で不合格なのかもしれないが・・・。いや、そんなことはない、女医さんにも自分のアルコール摂取量やその頻度についてきちんと正直に告白したからだ。
まぁ、ともかく吐いたんだ。でも胃の中に吐くものがあるというのは、ある意味でラクな状況だ。最後には吐くものがなくなって胃液独特の苦味・酸味がこみ上げてきたが、それも数回繰り返すと無事げろげろ大魔王は終焉を迎えた。これがもし、胃の中が空っぽで吐くべき (正確には「吐かれるべき?」) ものがないとしたら、これは相当の拷問である。胃液が舌の味蕾を直接刺激するばかりではなく、嘔吐しようとして必死に頑張っている腹筋の火事場の馬鹿力といったら、これはもうカブトムシ、クワガタ、蟻、その他もろもろの怪力動物のパワーなどもろともしない。吐こうとしているのが自分であるのにもかかわらず、その吐く行為に筆舌には尽くしがたい苦痛・苦悩・苦悶・悶絶が伴うのである。経験者であれば、ここまで冗長に説明することもないが・・・将来自分の日記を読み返したときに、「頑張って表現している姿に好感がもてます。はなまる」とできるように書いたまでである。
さて、今日の部。昨日 P-in Comp@ct を最寄の DoCoMo ショップで入手し、メイル プロバイダ (ちなみに、mopera) との契約も済ませた。後はオンラインでいくつかの設定・登録を済ませるのみだったはずだった。ところが、昨日契約時に設定したパスワードを何度入力してもサーバから認証エラーが返ってくる。しびれを切らし、サポートに電話をしたところ、なんと、mopera のメンテの都合で今日はアクセスできないとのこと。でも、早くしびれを切らして正解だった。このまま悶々と一日中設定・登録作業をするよりも 1000 万倍健康に優しい。
夜の部。これから世間は食欲の秋だが自分はダイエットの秋にする意を決した。そのため、今後の夕食は「酒 (これは適宜増減しても良いものとする) + こんにゃく料理 + 青魚」のメニューと誓ったのである。早速今晩は、こんにゃくの煮物にした。かつお節と昆布でだしをとり、切れ目を格子状に入れたこんにゃくを食べやすいサイズに手でちぎり、それを赤唐辛子、麺つゆとともに煮る、という極めてシンプルなものである。
が、食べてみてビックリ。これは結構いける。赤唐辛子のピリピリという辛さが、本来味気ないというか味付けもままならない、こんにゃくに対する食欲をそそり、しかもこんにゃく自体のカロリーはゼロときている。赤唐辛子のカプサイシンが作用してくれれば、ダイエット効果抜群であり、しかもこんにゃくによる満腹感も得られ、さらにこんにゃくに含まれる食物繊維も十分摂取できる。一挙両得。一石三鳥くらいである。
調子に乗った French Wolf、明日の分のこんにゃくも早速煮はじめた。味付けは今日と同じ。もし飽きたら、チューブになって市販されているペースト状の生姜を付け足して食しても問題なかろう。煮物では定石であるが、カレーのように作った当日よりも翌日の方が味が染み込んで美味しいものである。この定説を素直に信じ、いったんこんにゃくの煮物の火を止め、明日食べる前にもう一度温めなおすつもりである。こうすれば、味も染み込むし、湯気が立ち上るほかほかの「こんにゃくの煮物 French Wolf 風」が食べられるというものである。
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