Love Letters
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あなたに会っている間ずっと
心が揺れ動いていました。
あなたと待ち合わせして、
イタリアンレストランでランチ。
いつもと同じ穏やかな風景。
私しか見つめていないあなた。
何もかも幸せだった頃に戻ったかのように見えた
土曜日の昼下がりでした。
夜、行きつけのバーへ行きました。
あなたのデリカシーのない行為から
私の心はいきなり揺さぶりをかけられて…
「もう、別れるから。」
あなたと飲んでいる時はいつも抑えていた感情が
この日は一気に溢れ出したのでした。
あなたの憤りの表情。
マナー違反の行為に対する謝罪は一切なく、
あなたはバーを出ると一人で
ホテルに向かい歩き出しました。
たった一度さえ振り向きもせずに。
出会った頃にも似たようなことはあったけれど、
それでもどこか違う気がしました。
何かが完全に壊れてしまったような感じ。
お互いに対する優しさはいつ消えてしまったのでしょう。
チャイナタウンに一人佇んで
あなたにコールしました。
あの時の捨てられた気分を
二度と忘れることは出来ないでしょう。
ホテルで一人で過ごすのは嫌。
まるで亡霊みたいに無表情な顔で…
愛はもう消えてしまったか、
何か別のものに変貌してしまったのでしょう。
0574 W.S.R
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小夜子
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