2003年02月02日(日) |
あっちで待ってるから |
なんてなっていってんじゃねえよ下らない事ばかり心を貫ききっと待ってっていってもまっちゃくれない真っ赤なスポーツカーに乗ったステゴサウルスの君は何処か遠くへいくはずだけどけれども信号の定期的な振動がタイドを止めて叫ぶ子供の足の裏からモグラも叫ぶような暗い昼の二時にマンホールの上に転がる虫をみんなが見ている街に生えてる場違いな松に登る弟は兄を見送るその目は本当は見えていないのに見送るその耳は本当は聞こえていないのに聞こえる救急車の叫びがそしてそのなかには生まれたばかりの赤ちゃんがいたのを僕は見ていたじっと見ていたような気がした赤ちゃんが道に落ちてもみていて僕は居たたまれなくて足を上げて居たたまれなくて足を下ろして居たたまれなくて赤ちゃんを踏んであげたその午後に君とキスした唇で赤ちゃんにキスをしたどっちが先でどっちが先かは忘れたけれどそんなのたいした問題じゃないってことは君はわかっているでしょでもその足が赤ちゃんをを踏み潰したその足が右か左かってことはとても重要でなぜなら僕は右足しか持っていないからででもそのときは左足もあったかもしれないのでわからないんだということを君に言いたいんではもちろんないけれど僕がそのことで悩んでいるってことだけは知っていて欲しいしそれが君の義務で権利で条件なんだよところでステゴサウルスはどこへいったか知っているかい?
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