今日は、バドミントンの応援に行った。 というのも、いまは県総体の真っ最中だからだ。
三年の半分がいるはずなのだが、応援してるやつなどいない。 体育館の外で話してるだけ。 12時でノルマは終了。みんなは帰る。
俺は残った。 俺は去年の今ごろまではバドミントン部で、 約一年間一緒に部活をしたやつらの最後の試合だったから、最後まで見ておきたいと思った。
辞めたとはいえ、2年生以外ほとんど知り合いなので、 普通に接することが出来るだろうと思った。
残念ながら団体とシングルスはみんな敗退したが、ダブルスがある。
試合に行く友達二人に、俺は「がんばれ」と言った。
その時、俺はふいに、情けなさと悔しさが混じったような、 変な気持ちになった。
「がんばれ」 言った俺は1年たらずで辞めちまった根性なし。 言われた彼らはずっと部活をしてきた選手。
彼らは俺に「がんばれ」と言われて、どう思っただろうか。 『がんばってないやつに「がんばれ」っていわれても説得力ないよ』 ・・・そんな感じかな?
俺には彼らを励ます資格はない。
それで俺は、なんかとても場違いなところにいるような気がしてきた。ここは、一生懸命何かに打ち込んできたやつらのいる所であって、なんでも中途半端なやつがいるべきところじゃない。
俺が、彼らと同じくらい何かに真剣になったときに、 はじめて「がんばれ」と言える。
その二人は第一試合、勝った。
俺はもう、そこにいることが耐えられなくて、何も言わずに体育館を出た。
で、いま家でPCに向かい、この日記を書いてる。
いま、自分を嫌悪している。
そろそろ「何か」に本気になろうかと思った。
彼らに追いつくのは容易ではない。
でも俺はもう逃げねえ。
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