日記
起きても眠っている

2001年06月02日(土) 逃げ出した後

今日は、バドミントンの応援に行った。
というのも、いまは県総体の真っ最中だからだ。

三年の半分がいるはずなのだが、応援してるやつなどいない。
体育館の外で話してるだけ。
12時でノルマは終了。みんなは帰る。

俺は残った。
俺は去年の今ごろまではバドミントン部で、
約一年間一緒に部活をしたやつらの最後の試合だったから、最後まで見ておきたいと思った。

辞めたとはいえ、2年生以外ほとんど知り合いなので、
普通に接することが出来るだろうと思った。

残念ながら団体とシングルスはみんな敗退したが、ダブルスがある。

試合に行く友達二人に、俺は「がんばれ」と言った。


その時、俺はふいに、情けなさと悔しさが混じったような、
変な気持ちになった。


「がんばれ」
言った俺は1年たらずで辞めちまった根性なし。
言われた彼らはずっと部活をしてきた選手。


彼らは俺に「がんばれ」と言われて、どう思っただろうか。
『がんばってないやつに「がんばれ」っていわれても説得力ないよ』
・・・そんな感じかな?

俺には彼らを励ます資格はない。

それで俺は、なんかとても場違いなところにいるような気がしてきた。ここは、一生懸命何かに打ち込んできたやつらのいる所であって、なんでも中途半端なやつがいるべきところじゃない。

俺が、彼らと同じくらい何かに真剣になったときに、
はじめて「がんばれ」と言える。


その二人は第一試合、勝った。

俺はもう、そこにいることが耐えられなくて、何も言わずに体育館を出た。


で、いま家でPCに向かい、この日記を書いてる。

いま、自分を嫌悪している。

そろそろ「何か」に本気になろうかと思った。

彼らに追いつくのは容易ではない。


でも俺はもう逃げねえ。


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takahiko [MAIL] [HOMEPAGE]

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