日記
起きても眠っている

2000年12月30日(土) バックアップ

・・・はPCを使う上でとても重要。

これやってないとたまにすっごく困る。
アプリケーションとかはどうにでもなるが、
自分の作成したファイル(CGとか文章とか)が壊れたたき、
バックアップしてなかったら、おしまいだ。
もう二度とかえってこない。


記憶も同じかな。

学校で習うこととかは俺の記憶からなくなってもいい。
ほかの誰かが知っていたり、記録に残っていることことだから、
脳に再インストール可能だ。

でも自分自身に関することは、そのことを忘れてしまえば終わり。
「あのとき、俺は何を考えてたんだっけ」
「あの頃の気分に戻りたい」
とか思っても、忘れてたらしょうがない。


どっかでこんなことを聞いた。

「一番の宝物は、自分の記憶」

ああ、そうだな。と思った。
あの人のことやあの時のことをいつまでも記憶にとどめておきたい。
そう考えるのは単なる懐古趣味だろうか。

もうひとつ俺の宝物。(正確には「俺の」ではないが)

「だれかがもっている、俺のことの記憶」

この「記憶」は、実際の俺とは異なっているのかもしれない。
そうである可能性は高い。
だって完璧に相手のことが理解できるやつなんていないから。

でも、その記憶は俺の断片ではある。

それが断片でも、俺が消えてしまうのはいやだ。
なるべく多くの人の記憶に残っていたいと思う。


こんなこと書くと、バスジャック事件を思い出させるかな。
彼も、より多くの人に自分を知ってもらいたかったらしい。
だが、やりかたがまずかったね。まずすぎた。

相手の記憶に負のイメージが残るのは、ないよりも余計いやだし。


なるほど、俺は結局それがこわいのか。

【他人に悪い印象を与えるのを嫌う。なるべく俺の「理想としているイメージ」を記憶に残してもらおう、と思う。】

俺がそうしているのは、ただ悪く思われるのが怖かった、それだけかな。

なんかそう考えると、いつからかそれが俺の行動基準になっていた、と思う。
いつからだろう。こんな臆病になったのは。



記憶のバックアップをとれていれば、そうなる前の僕の気持ちがわかるのに。


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takahiko [MAIL] [HOMEPAGE]

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