ta@NO DOUBT

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2003年05月13日(火)
■カミヲシンジマスカ■

 本日、絡まれる。

 2コマの授業を終え、自宅で作業をしようと早めに帰宅することにした。で、駅まで徒歩20分の道のりを、てくてくと歩いていたら、外国人二人に「ちょっと質問してもいいですか?」と流暢な日本語で尋ねられ、道にでも迷ったかと思い、話を聞くことにした。

 すると、「私たちは、キリスト教(モルモンとか言ってたなぁ)の宣教師です。…中略… 神を信じますか?」などと話を始める。「神がいるなら、オレを今の体調不良から救ってもらいたいもんだ。」(あっ、信じる者でないから救われないのか)と心の中で思いつつ、真面目に語ってるし、宗教を頭ごなしに、「んなもん、信じるかっ!」と言うのも失礼だし、5分ほど話を聞いて、「想像しがたい世界なので、今すぐには何とも答えられません。」と応答しておいた。後は、お決まりの「急いでますので」で、向こう側の説明を断ち切った。

 で、「こっちが聴くだけでは損だ」と思い、言語関係の質問をさせてもらった。「あなた『に』付き合いたい」と、「あなた『と』付き合いたい」の違いは分かりますか?(コンテクストは与えてない)、と。一人の学習歴は、8ヶ月、もう一人は、18ヶ月。サッとセリフを流した時には、「に」と「と」の違いを聞き取れていない様子だった。で、そこを強調して言うと、さすがに、その部分の音声的違いには気づいた。しかし、二人とも、その意味的な違いは分からないと答えた。

 やはり、日本語の助詞の習得は、困難のようだ。しかし、話をしている時は、実に流暢。助詞の使い方も、話している分には、不自然な点は、聞き取れなかった。実際、彼らがどんな方法で、日本語、特に、助詞の用法を学習しているのか、インタビューしてみたかったが、さすがに時間が押していたので、中途半端ながら、そのまま退散。電車の中では、考えねばならんコトそっちのけで、助詞のことを考えていた。今度、外国人学習者向けの日本語文法書でも読んでみますかな。


注:またゴタゴタしているので、講義日誌は、金曜日以降に一気に更新予定。


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