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2003年02月06日(木)
■防犯に役立てば、それでいいのか■

 本日、立春を過ぎたとは言えども、やはりまだ寒い。


 朝、ワイドショーで「万引き犯を捕まえる」ドキュメントを放送してた。で、現行犯で、何人も捕まっていくんだが、疑問に思うのは「防犯とはなんぞや」というコトだ。


 警備員が、「あいつは、やるぞ、絶対やる」などと言って、犯行が成立する(会計せずに店を出る)までジッと待っている。待ってる間に、「万引きが流行ってるのよねぇ」とわざとらしく大声で話すとか、ものすごい睨み付けるとか、良心に訴える猶予はあるだろうに。それもせずに、ひたすら待って、時が来れば、即御用。警備会社側は、それなりの実績を上げないといけないんだろうが、犯罪を成立「させる」のを待つというやり方は、何ともなぁ。


 こういう現場を放送することで、「罪からは逃れられないんだよ」というコトを伝えたいんだろうし、このこと自体が防犯につながる、と報道側・店側は言いたいんだろうが、こんな手を使う前に、良心の呵責を起こさせるような他の対策(ハッタリポスターとか)を、店側は事前に講じることが出来るハズ。罪を「犯させて」から、事の重大さに気づかせるという手法は、如何なものか。兎にも角にも、犯罪が成立しないようにすることが、防犯なのだから、成立させ、それを晒すことは、真の「防犯」とは言えない。



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