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2002年08月22日(木)
■初っ端の文法軽視■

 本日、生気無き一日を送る。


 夜、NHK 総合にて「英語でしゃべらナイト」を見る。どう考えても、あの CM をパクっているとしか思えないタイトルだが、まあ、ツッコむまでもなかろう。ちょくちょくしか放送されない特番的扱いのはずなのだが、放送は30分と短め。1時間も放送したところで、試聴者がついてこないと判断したのだろうか。とまあ、どうでもよいことを考えながら、しばし視聴。


 もっとも気になったのは、パックンが、「英語は、主語と動詞が言えりゃ、それでいい」みたいな事を言ってたことである。このことは、『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』((向山 淳子, 向山 貴彦, studio ET CETRA(著))でも、似たようなことが述べられている。極論かもしれないが、「主語が、何をしたかが言えれば、それでどうにでもなる」ってワケだ。


 初期の学習者にとって、一番美味しい部分だけを食させるのは、やたらめったらと文法を叩き込むよりも、明らかに効果的ではあろう。しかし、問題は、応用が利くかどうかである。これができないと、SmaSTATION のベラベラ程度のクソ暗記に終わる可能性が高い。応用を利かせる時も、文法用語は最小限にとどめるべきであろうし、意見のまとまっているものを読ませたり、聞かせたりして、覚えさせるべきだと思う。そこの解説の明快さは、教師次第。


 番組では、奥菜恵に単文をひたすら言わせる、pattern practice を行わせていたけれども、あれも初級学習者には、ある程度効果的だろうし、学習者のやる気も持続させられやすい(すらすら出てくるようになると勘違いする)かもしれない。だが、結果としては、脈略のない乱文を生成しているに過ぎず、すぐに壁にぶつかることが目に見えている。やはり、少々しんどくても、まとまりある英文を精読して音読することが、初級者でも求められるのではないかと思う。






文法軽視はいけません。







注:九州出身者はスゴイ。


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