■英語は二文で覚えましょ■
本日、Reading の授業が1コマ。
教科書は、先日の日記でも取り上げた 『Teaching Language as Communication』(H.G.Widdowson 1978 Oxford University Press)という言語教育絡みの文献なのだが、要約しまくると、「英語は二分で覚えろ」と訴えている内容の本。つまり、「ひとまとまりである内容を伝えるもの」(text)を教材として言語教育をせにゃならんよ、ってコトです。言い換えれば、文脈もへったくれもないブツリブツリと切られた文を使っちゃダメってワケです。
実習中に複数の英語の授業を拝見したが、その時、行間を読む(read between the lines)ということはないし、1パラグラフ・文章全体での要約をすることもなかった。教材としては、そこそこのレヴェルがあるのだが、生徒の理解力や授業時間数の少なさといった現場の状況を考慮すると、なかなかパラグラフリーディングなんかが実践できないのが現実。で、一文一文訳す授業が、3年間ずっと続くのだから、英語に興味を持とうにも持てんやろうな。そんな一文一文訳すことばっかをやってたせいで、筆者が属するゼミでも、小説の要約が怪しい(長々と書いてる)者がいる。
そんな英語教育を受けた筆者は、なぜ英語に走ろうと決めたのか…。 あ、授業聴いてなかったわ。
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