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2002年04月14日(日)
■豪華布陣の日本代表■

 本日、「世界の車窓から」の Sponsor として名高いあのメーカーの一次面接に乗り込む。


 メニューは、面接と性格診断。面接については、予め、「ITによる効率化がもたらすメリットとデメリットについて」ってなテーマで、プレゼンを3分でやれという指令が出ていた。一応準備はしてみたが、何だかイマイチ。で、そのまま待合室に行くと、若い社員の方が Friendly に出迎えてくれた。


 その方が、事前にどんな具合で面接をするかを話してくれた。形式は、グループ面接(まだ一次面接やしな)で、皆の前で3分のプレゼンをし、その後は自分たちで質疑応答をしていくってな感じ。面接官は、時間管理ぐらいで、基本的には見てるだけだそうだ。おそらく、発表者のコミュニケーション能力を審査するものと思われる。


 待合室でのほほんとしていた時、隣の青年が、その社員の方とトークを展開。どうやら、帰国子女らしく、英語で speech を考えてきた模様だ。周りは、一様に「すげぇ」を連発していたが、社員の方が「みんなが分からないと、プレゼンの意味はないからねぇ」と笑顔ながらも、あっさりと一蹴。ファインプレイです。


 しばらくして、面接開始。メンバーが呼ばれるわけだが、筆者を含め、野郎6人グループ。あの帰国子女も一緒です。で、ミニ会議室に移動して、部屋に入ると、三田村邦彦似の面接官が座ってた。「では、(面接官の)手前の方から、始めて下さい」と指示され、筆者は結局5番手の登板ということに。


 メンバーは皆、大学名を名乗って自己紹介するのだが、これがまた…。「これからの日本を頼んだよ」と声を掛けたくなるような豪華布陣。正に日本代表です。筆者の場合、大学名を言ったところで「は?そんな大学あんの?」と思われてるに違いない。大学名だけで、自分や相手が良いとか悪いとかを判断したくはないが、それでも何かしらの敗北感に打ち拉がれてしまう。


 さて、プレゼンの方であるが、みんな無難にこなしてたという感じ。質疑応答については、イマイチ盛り上がりに欠けていたが、面接官は、どうやら発表者の質問に対する応対をチェックしてたみたい。その時に、せっせと何かをメモしてたので。つまり、今回の場合は、「質問したから、オマエは積極的」っていう質問者のポイントがつくコトはないワケです。ま、推測だけど。


 筆者は、途中、「メリットとして、コスト削減を唱えられているが、中小企業にとっては、新たな設備投資は、負担となるだけでないだろうか。それについては、どうお考えでしょうか」とか、帰国子女に対しては、「アメリカにおいて、情報倫理について、何かしらの教育は施されているのでしょうか。そうであれば、具体的に教えていただきたい」といった、優しいパスを出しておいた。あの場で、キラーパスは出せません。


 筆者のプレゼンは、直前の方と、完全なネタかぶり。そこで、言葉を入れ替え、「情報にアクセスする自由度が高まったのがメリットで、情報の信頼性と安全性のレヴェルが下がってしまうことがデメリットじゃないでしょうか」と発言。その後、「Security 向上には、具体的にどうすべきか」とか、「情報リテラシーの低い子供や老人が、取り残されるのではないか」といった質問を受けたが、「リテラシー教育と技術の発展により、近い将来解決するだろうし、解決せなばならん」ということをベースに、無難に回答。そんなこんなで、あっさりと終了。


 時間の感覚はなかったのだが、おそらく40分ぐらいは部屋にいたと思われる。待合室に戻り、性格診断をやって、帰ろうとした際に、先ほどの社員の方から「何か聞きたいことない?」と聞かれたので、「文系人間でも、本当にシステムエンジニアとしてやっていけるんでしょうか?」と質問。すると、「やる気さえあれば大丈夫。最初は泣きそうになるけどね。」って返された。「文系はちょっと…」と暗示してる気がしてならない。








帰宅後、ビール・お好み焼き・野球の、これまた豪華布陣で、自分で自分の労をねぎらいました。











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