■己を知るにはどうせよと?■
筆者がよく読む雑誌に『Number』というのがあるが、これはスポーツ雑誌で、実に多くの種類の競技を扱ってくれる。今回は、Michael Jordanの特集があったし、田臥勇太の記事もあったし、愛する野球絡みの記事もあって、どっぷりと読み込めた。たまに、馴染みのないスポーツ(ラグビーとかヨットとか)を多く取り上げて、読んでもよく分からないこともあるから、今回は筆者にとって「当たり」の号と言える。
中でも、田臥勇太の記事を読んで、我思ふことが。彼は、そりゃもう恐ろしいほどバスケがうまいんが、一昨年からハワイに留学。で、筆者は、「バスケの本場アメリカでもトップクラスのパフォーマンスを発揮してガツガツやってるんやろな」と思ってたら、全然そんなことはなかった。ケガに苦しみ、バスケの前に、英語の勉強とレポートに励むという、まあ普通の留学生の毎日を送っている様子。現実の世界に取り組むことで精一杯というワケだ。
したがって、自分の夢は何か、この先どんな道を選べば良いのかを考えてみても、パッとは見えてこないらしい。筆者のようにダラダラした阿呆学生が、夢がないとか、どの道に進もうか悩んでいると言うのは分かるとしても、バスケが好きで、それ一筋で生きてきた彼が、自分の進むべき道がハッキリと見据えられないというのは、筆者にとっては驚き以外の何物でもなかった。このことから、彼が、非常に現実的なものの見方をしていることがうかがえる。今を生きるのに精一杯で、夢を見てられないというコトだろうか。
記事を読み終え、改めて己の夢を考えてみた…だが、これといって何も浮かんできやしない。進んで「みたい」道はいくつかあるけど、進む「べき」道と言われると、それは決めかねる…。
っていうか、まだ自分で自分自身が何者かを把握しきれてないんやろな。
注:目指せDirty Harry。
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