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2001年07月22日(日)
■これらの表現の差異は?■

 兵庫県の明石市で、花火大会直後の混雑してる時に、子供やお年寄りが、合わせて10人も亡くなるというとんでもねぇ事故(事件?)が起こってしまったが、その報道の中で、ちょいと気になる表現が…。

 それは、「将棋倒し」という表現。不謹慎かなと思いつつも、ふと思いついたのが、「なぜ『ドミノ倒し』は使われないんだ?」ってコト。んで、気になって仕方ないから、大辞林の第二版を使って、各語の意味を調べてみると、

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▼しょうぎ-だおし 【将棋倒し】

(1)将棋の駒を一列に立てて並べ、端の駒を倒して順々に他の端まで倒す遊び。ドミノ倒し。
(2)人込みなどで一人が倒れたことにより、順々に折り重なって倒れること。


▼ドミノ-たおし 【―倒し】

ドミノに使う札を小間隔をあけて図形を描いて、立てて並べ、端の一枚を倒すと将棋倒しに順次倒れ続けていくもの。
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 というワケで、ドミノ倒しは、「お遊び」の場合にのみ用いられる語だということが分かった。まあ、何となくそんな感じなんだろうなとは思ってたんだが、キチンと調べてみて、ようやくスッキリ。

 ただ、意味だけの違いを調べてもアレなんで、実際に使われる時、ちゃんとその意味の差異に基づいて使われているのかを、検索エンジンGoogleに各語を入力し、上位10サイトを見比べてみた。

 すると、「将棋倒し」の場合は、「お遊び」の意味(上述の(1)より)で使われてるサイトは、10サイト中ゼロであった。つまり、10サイト全てにおいて、「人(or動物)がバタバタと倒れていく」という意味で、「将棋倒し」が使われていた。

 一方、「ドミノ倒し」の場合は、10サイト中9サイトが、「お遊び」としての「ドミノ倒し」が使われていたが、1サイトだけが、「ペンギンのドミノ倒し」という表現を使い、「バタバタと倒れていく」という意味合いを込めた上で用いられていた。というわけで、「『お遊び』の場合にのみ用いられる」とは、一概に言えないということが判明。


 っていうか、オレってただの暇人ですかね……?


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