■大学の講義的模擬授業■
本日、模擬授業本番。いろいろ書きたいが、ダラダラと長くなってはいけないと思い、先生の講評・指摘を中心にして、なるべく簡潔に書いて参ります。
[授業形態について]
1.授業形態(=テキスト本文を一文・一文を板書し、文章構造を解説しながら進めていく方法)は良い。ただし、高校1年生にしか通用しない。
2.あれもこれもと、内容が多すぎる。もっと内容をコンパクトにせよ。ちなみに、今日は90分ほっとんど喋っておりました。50分で抑えるつもりだったのに…。
[細かな部分(語法など)について]1.文頭の[But]の用法について、「アカデミックな文を書く時や、細かいことにこだわる人に書く時は、気をつけた方がよい(=文頭の[But]は使わない方がよい)」と、オレが説明したところ、先生は笑いながら「ちゃう、ちゃう」と言い、「前文の内容とのコントラストがあれば、文頭に[But]は来てもよい」と指摘。
2.「In order to allow them to take in water, air and food, he decided to use earth, not concrete, to fill any cracks.」という文で、前と後ろに副詞的要素が見られ、それがそれぞれどこを修飾しているのかを説明したら、間違えてた。正しくは、[In order to allow 〜 air and food]が主節文全体を修飾し、[to fill any cracks]が[decided]を修飾しているのであります。
3.[allow]を訳す時に、キチンと「許可・可能」の意味が出るように訳せと指摘を受けた。それから、「[allow]は、受け身文になると、目的語がつかない」ことを教えないとダメだと言われた。(←試験で問われるから)
4.「[then]は、順序を表す副詞として使われている」と説明したら、「[First...and then〜]の形で用いられる」ってコトも説明せよと言われた。
5.beginとstartの違いについて説明したら、また違ってたようで、「[begin]は「場面転換」を表す時に用いて、[start]は「どんどん続ける」時に使うものだ」と訂正された。
6.「He always tries to give comfort to a tree.」という、第4文型から第3文型に移行してる文の説明で、「音の問題(=言いやすさ)で変わったんだ」と説明したら(全く自信はなかった)、「それは違うぞ」とすかさず突っ込まれ、「直接的に何かを与える場合には4文型の基本の形(S+V+IO+DO)で書き表し(e.g. [give me a kiss]、間接的に何かを与えるのであれば第3文型に移行する」と、説教にも似た説明を受けた。 模擬授業を終えてみて思うのは、まだまだ文法の知識もなければ、語彙力もない。そして、当然ながら読解力もメッキのような脆さをもっていて、人に教えるほどの英語力には程遠いなってコトだ。確かにヘコみはするものの、この授業、不思議なことに、「もっと精進せねば」とも思わせてくれる。ある意味、ヒットの授業です。
模擬授業を終え、ホッとしたいところやけど、今度はコーパス使って「[different]につく前置詞」について調べまくってレポートを書かなきゃならない。かなり時間がかかりそうなんで、また来週までぐっすり眠れそうにはございません。
でも、今日だけはぐっすり寝ちゃいます。
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