ta@NO DOUBT

はじめに
目次
メイルはこちら

初めての方は、投票者登録(無料)が必要です
マイ日記才人に登録
My Enpitu に追加
はてなアンテナに追加
/ /
以上のサイトにて、更新報告をしています


2001年03月04日(日)
■学校にも市場原理を■

 本日、誕生日。何人かの方から、お祝いのメールを頂いた。どうも、ありがとうございますぅ。

 妹は、来年度から高3生になり、大学進学を目指すということで、ちょっと予備校で勉強してみようかと思ってるらしい。兄のオレは、浪人時に予備校に通っていたってコトで、進学アドバイザーとして、家庭内で妹に(オレのように路頭に迷うことの無いように)進路指導中。

 彼女は、すでに進路を見据え、それにあった大学をピックアップしている。だから、後はそれに応じた試験勉強をするだけ。だが、ヘンなところでオレに似てやがって、成績がヘボい。しかも、これだけなら計算できる(=自信があって高得点可能)って科目もない(オレはあったよ)。というわけで、かねてからオレは、妹に予備校で講義を受けるべきだと訴えてきた。

 なぜ予備校か。そりゃ、「分かる喜び」ってのがそこにあるから。全部が全部そうじゃないんだろうけど、その辺の学校の教師は、無難に仕事をこなせば(両・質共にシンドイとは思うけど)、普通に昇給があって、これといって己の生活には困ったりしない。特に、公立の学校教師なら、公務員だし、問題を起こさなきゃ、最後には結構な額の退職金がいただける。まあ、相応な額と思うけど。

 何が言いたいかっていうと、その辺の学校教師は、予備校講師に比べて大きなリスクを背負っちゃいないこともあってか、最低限のことだけをこなしてるようにしか見えないのだ。そりゃ、予備校講師とは仕事の内容が結構違ってるが、「人に教える」っていう点ではどちらも同じ。なのに、生徒に視点からみれば、両者に大きな差があることは明確だ。

 予備校の世界では、市場原理が働いている。つまり、生徒側に指導者を選ぶ権利が与えられていて、「分かりやすいし、おもろしい」と評価された講師は、人気と講座数が増し、本を出版し、講演を行い、大儲けが実現できる。それとは反対に、(契約条件とかの裏事情を知ってるわけじゃないが)生徒たちから「分かりにくい」と評され、授業に出席してもらえなくなったら、首を切られることも十分にあり得る。実に、シビアな世界…。こんなことは、公務員の学校教師には縁のない話でしょ?

 そこに、公務員として働く教師は、「甘え」を見いだしてるような気がしてならんのです。予備校に行くまでは「この先生、なかなかエエ授業するなぁ」って思ってた人がいたけど、予備校に通ってからは、「高校の授業って、どこまでヘボいんや」って考えを改めたもん。正に「雲泥の差」があるわけですよ。だから、妹にも「予備校の授業は、死ぬ前に一回は受けとけ」と言ったんです。

 妹に、予備校の良さを語っていたら、「春期講習会にでも行ってみようかな…」なんてコトを考えてしまいました。

 生活にイイ刺激になるかもな…。


  最新