くだらないことを書くノートHOME】【MAIL

[2005年11月13日(日)] 五日目。

 ごくたまに、自分に何かが欠けていれば、もっとすごいものが書けるのではないか、と思うことがある。

 目、耳、指、腕、足、精神。

 今現在、どこかの部位が欠けたまま生活する人にとっては大変失礼なことだと思う。望まずして失い、苦労して生活しているというのに、失うことを望んでいる人間がいるのだ。

 もちろん、私自身に進んでどこかを失うという勇気も度胸もない。実際問題、失いたいとも思わない。おそらく、自分の小説家としての未熟さゆえの泣き言なのだと思う。それに失ってしまったら、逆に小説自体を書けなくなってしまうのかもしれない。

 だけれど、やはりココロのどこかで、失ってしまいたいと願ってしまう自分がいたりするわけで。困ったものです。





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