Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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ファックスが届いている、いまやっているゴルフロッジの宴会場に入ってきて社長の食事進行を介助してほしいという秘書の手書き、そばの駐車場で待機している新しい運転手に連絡がつけられなくておれにファックスが、ラインで連絡がつくのはおれだけだ、スマホを手にしてラインを探すが出てこない、検索ボックスに入力しようとすると指が意図通りに動かない、液晶の文字が点滅しては他の文字に変わってしまう、さらにおれの作業をヤクザがプロレスごっこで邪魔し始める、
投げ飛ばして邪魔するなと怒鳴りつけると、ヤクザはおれはマーヤンの鏡なんだと言う、プロレスごっこをしていないとあちらへ行かなければならないと言う、
あちらの畳が敷き詰められた大広間では大勢のヤクザが蛇が絡まった図式をなぞるように団体ごとに序列順に体育座りをしている、全員の身体の筋肉がちからを込めて固くなっている緊張感、バタバタっと男が3にんに羽交い絞められて身動きが取れなくなる、ひとりの年寄が手刀で心臓を抜き出した、
かつこおばさんが工場の二階で、まーやん来たのかい、ほかのおかずはあるんだけどジンギスカンだけが珍しくないのよ、タレに浸った松尾ジンギスカンのほう?、そうそう、よくみんなで食べたわよね、
30センチくらいある大きな綿のようなボタ雪が降る稀有な気候の場所、
色紙にカタカナでバールフィリップスとフエルトペンで、
食べ物屋さんだけが点在している、観光客が食事のローテーションを組んで和気あいあいと過ごしている、ここは観光地なのか、いや、暮らしている風情、
みさおママが、あんた行くよと先導する、通りに出るとバスは通り過ぎてゆく、バス停まではあと少しだったのに、次のバスはいつ来るものなのかね、
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