Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2019年10月07日(月) |
Clockwise / Anna Webber (Pi Recordings) 2019 |
昨年はクリストファー・ホフマンのMULTIFARIAMにどっぷりだったわけだが、
With influences from John Carpenter to Miles Davis to MF Doom this record has a little something for everyone’s soundtrack. と自ら記す、
John Carpenter 映画監督 MF Doom ヒップホップの悪役キャラ
手がかり、もろ答えかよ、
Christopher Hoffman-Frontier Surgeon ■
この小品において耳がフォーカスされるのは、背後のエコー状の肌触りである、安物のSF映画のサントラと侮ってはならない、アルバム全体の奇妙な世界観にあって此処ではないどこかへの安息を見つめている、そこに晴れやかな場所で独り朗々とサックスを奏でるトニーマラビーが彼方に見えたようだ、
なによそれ、天国の構図?
銀座の深夜のドライブ徘徊にずっと耳にしていたわけだから、銀座の老舗天ぷら屋「天國 てんくに」はきっとそういうお店なのかしらん、と、幼稚園児が妄想するような事態にも、ぼくはなっている、
Clockwise / Anna Webber (Pi Recordings) 2019 時計回り / アンナ・ウェバー
2曲目の奇嬌なリフが、脳内から離れられない、
冷徹なモジュール性にこそ、この5にん、の、現代性は存在すると思うだに、 Anna Webber (ts, fl, bass fl, alto fl), Jeremy Viner (ts, cl), Jacob Garchik (tb), Christopher Hoffman (cello), Matt Mitchell (p), Chris Tordini (b), Ches Smith (ds, vib, timpani)
Mannequins / Kate Gentile (Skirl Records) 2017
Jeremy Viner - tenor, clarinet Matt Mitchell - piano, Prohpet 6, electronics Adam Hopkins - bass Kate Gentile - drums, vibraphone
この録音のマスターはデヴィット・トーンが手掛けている、あれだな、ECMレーベルの次期プロデューサーはデヴィット・トーンがやったらいいのに、な、
緻密なモジュール的であるこのあたりの現代ジャズの潮流は、タダマスが見出しているものの重要なひとつであるが、明らかに70年代から活躍する現代ジャズの覇王ヘンリー・スレッギルが拓いた水脈を継承するものである、
スレッギルの提示する創造は決してモジュール的なものではあるまい、そこには前衛的解体性があるものではく、レイヤー構造に模しながら、いわばリアルタイムに交差する「ずれ」と「並置」と「同期」にフォーカスをあてる視点が生成したとみる、
これが現代アートのどこに接続する構図であるかはわたしはわからない、が、いわゆるジャズを標榜したパッチワークなガジェット商品とは一線を画するものであることだけはわかる、明白だろ?、
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