Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2016年09月11日(日) |
Flin Van Hemmen や Lily Joel の現代性、または優位性は、あると思う、 |
ミナミさんが置いていった音源たちから今夜は3つチェックした、ノイズというジャンルの音源詰め合わせもこれからのお楽しみ!
Superstitions / Nu Creative Methods 1984 ■ 84年のレア音源のCD化、アヴァン・ジャズ・エキゾティカ・ユニットだという、トラック1がかなりクル、歪んだカリンバの打音、あー、Lily Joel のトラック10カリンバにもつながるー、
Segments / Alvin Curran, Paolo Tofani, Mauro Tespio 2010 ■ トラック10がお好みです、コラージュというものにしかならない以上、フェチとして心地良い瞬間を出待ちするという聴取態勢に、
Un Peu De Neige Salie / Bernhard Günter 1993 ■ 弱音のノイズまたはインスタレーション、20年以上前ならそれなりに刺激的だったかも、
これらロックや現代音楽のひとがすでに拓いているところに、Lily Joel を配置してしまうと甘かったり音楽的だったりと埋没してしまうのだ、ジャズやインプロを演奏する身体だけが一線を画すると思う、その身体は具体的な演奏音に在ると思われがちだけど聴かれるものとして構成する審美にも否応なく発揮されてしまう、
瞬間との闘いにあって謎を持続させる本能と、いったんは書いておく、ロックや現代音楽のひとの創作は即物的であって音は音でしかないという理性または絶望に裏打ちされているように感じられる、
Flin Van Hemmen や Lily Joel の現代性、または優位性は、あると思う、
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