Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2015年11月07日(土) CDレビュー・2



NHK「SONGS」は中島みゆき。北海道出身で、松山千春と人気を二分していたかな、高校生ん頃。中島みゆきはいつでも聴けると後回しになってたー。ガールフレンドに教わった「ファイト」が好きで、こないだラジオで30年ぶりくらいに聴いて。



大根おろし。ザルですくってサンマにも鶏の唐揚げにも。汁を飲むと体調がいい!


野村誠著『音楽の未来を作曲する』(晶文社) 2015
小学校3年生でバルトーク・ベラを偶然耳にしてゲンダイオンガクの作曲家になる決意をした。銭湯で演奏したりびっくりポンな活動をする規格外な野々村誠。わてなんか、人生に聴く音楽すべてが一枚の作品となる現代作曲家なんでっせ。幼稚園時代に黛敏郎を偶然耳にして、この感動を追うのだと決意したのだー。


黛ジュンのまちがい。見栄はってもうた。


クラシックの黄金イタリアの至宝、ジャンニジェッビアを発見してオレだけが見つけた才能だーと騒いでいたら、たださん、もう何回も来日公演してますよーと言われてた15年前。ズミでライブするみたい。


ジャンニ・ジェビア ソプラノ・サクソフォン・ソロ
日 時:11月12日(木) 開場19:30 開演20:00
出 演:ジャンニ・ジェビア( ソプラノ・サクソフォン)
料 金:2,500円 (1ドリンク付)
会 場:吉祥寺Sound Cafe dzumi
    武蔵野市御殿山1-2-3 旧キヨノビル7F




やはりメロディの数珠繋ぎ高原列車でんなー、昔は狂気を感じさせる突き抜け方だったけれど、まろやかに成熟した、ってことで良いのでしょうか。


サックスのソロ作2枚を、このところずっと聴いていたのでした。


『ALTO SAOPHONE 2 / アルト・サクソフォーン2 / MASAHIDE TOKUNAGA 徳永将豪』 2015

アルト・サックスのソロ、などと、書き出してはいけないのだ。金属製の共鳴楽器による、倍音の舞い。ミシェル・ドネダの登場以降と以前とでは、即興演奏の時代は断層があるはずなのだ。ドネダを聴く耳の拡張を経ると、それまでのものが無限の自由だったものが不可視のフィールド内の出来事に、大気圏外に出てしまった感覚になったものだ。以降の耳で顕在化した響きそのものに快楽すること。誰が、人が、奏者が、言語として、図形的結晶化、情念、といった分析なり受信は問題にしない。たとえばここで、サックス管に息を吹き込んで倍音を鳴らしている営為として聴くことは、わたしは止めることにした。よくここまで息が続くなあ、ううー聴いているとこっちが呼吸困難になりそうやー、と思ってしまうことは、この音楽の本分ではない。何を阿呆なことを書いているのや。しかしながら、この「倍音の舞い」という事態には、痺れるような、微細にコントロールするテクネーの存在に息をのむしかないのだ。時に、雅楽の静止を想うところもあるけれども、ジリッジリッと集中した微動によって舞う能の舞台を想う。奏者は響きを聴きながら、次の響きの到来を、それはコントロールしているのか、招来されるものなのか、そこのところに謎が介在してわたしはずっと耳をそばだててしまうのである。


『不屈の民 / 高木元輝』
1996年9月15日 防府市カフェ・アモレス
「Free Jazz Japan in Zepp ちゃぷちゃぷ」シリーズ
01. Speak To The Star Last Night(富樫雅彦作) / 高木元輝(ts)
02. 風の遺した物語から(冨樫雅彦作) / 高木元輝(ts)
03. 不屈の民 / 高木元輝(ts)

断片を辿りながら、Roundabout Midnight かなー、と、呼吸するように旋律をパラフレーズするテナーサックスの。クルマで大音量で聴いていて、背後に鈴虫の鳴き声が靄(もや)のように響いている(さっきパソコンで聴くとわからないや)。これはどこだろう、うーん、夏の東北地方ではないか?(ぜんぜん違いました、防府市は山口県でした)、ライブ会場の窓は開放されていて、独りで吹いているのだな。高木元輝は、ミルフォードグレイヴス『Meditation Amoung Us』1977と加古隆『パリ日本館コンサート』1974で聴いてたくらいだったが、『モスラ・フライト』を聴いて、相当に感動したものだった。96年のソロとなると、なんだか別人のような穏やかさを印象付けるけれど、旋律をパラフレーズするのではなく、時に転機を記し、呼吸の間合いに潜ませる、まあ、それは説得力と言うのだろうか、現在のわたしが耳にしてしまうのは、鈴虫の鳴き声もあるせいだろうか、ソロとはいえおのれの放った響きに耳をすましながら対話するかのような響きに集中する意識だったりする。クレジットで1・2曲目は富樫雅彦作だと知る、完全即興に居ると聴いていた。3曲目は、もちろんの名曲、フレデリック・ジェフスキー作曲「不屈の民」、竹田賢一、高橋悠治、チャーリー・ヘイデンの順で聴いたが、この高木元輝で聴く旋律の出現のありようは、乾いた諦念と、















Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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