Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEXpastwill


2015年08月29日(土) 個展 愛しのゾンデレラ










こいちんの卒業制作の個展に花束や札束や差し入れを持って乱入したかったな。貧乏父さんですまない。


ラドウィンプス「有心論」2006、クレイジーケンバンド「7月14日」2013、スフィアン・スティーヴンス「デス・ウィズ・ディグニティ」2015、尾崎紀世彦「また逢う日まで」1971、と聴くと(編集CDRを毎日作っていた8月)、亡きおふくろの声や身動きがよみがえる。


地歌2CD、トムとジェリー音楽ミックス2種、クイーンアットザレインボウ74、が8月の収穫。いずれも図書館新着で。


岩崎洵奈のデビューCDの購入も10月にしなければ。転職空白時期の住民税と年金の督促に応じなければならなかったのだ。毎日お弁当外食不可。ラクトフェリンの定期購入を停止。毎日のロングピースとローソンアイスカフェオレだけは予算化。


おれだけ昇給5%を獲得。転職は亡き親父の「まさのり、ここで仕事しておれ」という作用だったこと、親に隠れてしたい放題でいたけど、仏さんはすべてお見通し、年をとるってこういうことなのけ。ね。親父の言うとおり、ちゃんとした職場だ。



「民衆芸能MIX」CDRは、今年のぼくのベストの筆頭に挙がる。


0000
神トラックのイントロ。揺れ重なる笛のトーン、カチカチと金属が歩む速度、小太鼓がトコ、トコ、と。「いーよーお」、ゆっくりと男声掛け声。陶酔の静寂が覆う。
0424
「ふんはー、やー、れー」男声ソロが朗々。若い衆の威勢のいい掛け声とのかけあい。
0716
キロンキロン、と、魅惑の金属音。女声ソロ。太鼓がダンダンダンと囃す。スローなかんじがいい。
1022
複数の童声「いーんざ、・・・」と始まる。竹棒を叩く音。大人の声でフレーズを繰り返しているよう。子どもたちの声がたまらない。
1345
荒い男声で、義太夫。「さらば、おさらば」、はなはだ演劇的。三味線もこれは国宝級。
1812
軽快な民謡。やすき節?三味線と鼓との合奏も見事。
2132
朗々とスローで。はあーあ、あまんみとめた、きょねんのごがつー、しょうぶのゆのなかでー、はあーあー、うちのー
2440
アップテンポ、太鼓と三味線、チャンカチャンカ、タタンカ、タンタン。高揚する名人芸。
2933
はじまりー、はいやあ。女声の早口の口上。ドン、ドドン。大太鼓。祭囃子。
3057
万歳。日本語の至芸。意味がわかるともっと面白うだろうなあ。
3230
夏祭り。ピーヒョロ、笛。演奏が自然派生的に複雑なリズムにグルーヴする開放感。
3519
座敷小唄に展開。これも名人の域。背景のヴァイオリンを擦るような音の詩情がたまらない。
3830
これはなんとか追分とかかなあ。農村っぽい感触に、まったりする。
4203
一転してポリリズム的興奮のるつぼ。チャンカチャンカ、ドンドドン!ドンドドン!空間的録音もいい。
4320
語り芸。落語寄り。あーこりゃこりゃ、かぜをひいたよ、相撲取りかぜ、・・・。
4615
歌舞伎的?な民謡。掛け声「はいはいはいはい」。
4922
浪曲。だみ声の名人。古い録音。
5228
歌もの。女声のもの。
5510
語り物。神がかり的低音のもの。このあたりの声の技の連続はトリップさせられる。日本語の本来のイントネーションとか、失われたものを知る。
5704
念仏的でさえある独唱?民俗芸能。極まった世界。
5858
ついに修二会。伽藍的音響。声明。金属音。あの世の打音。梵鐘。
6133
現世に還ってくるような祭りばやし。子どもの声。人々の雑踏。拍手。




ちあきなおみ - 霧笛 Naomi Chiaki - Naufrágio [Live] [1988]




Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

My追加