Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2015年01月10日(土) |
今日はふたつの音楽会議 |
午後。京王プラザホテルにて、JazzTokyo年頭編集会議。
夜は、現代ジャズ年間ベスト10選考会議。タダマス16選曲予習。
『益子博之×多田雅範=四谷音盤茶会 vol. 16(通称:タダマス)』は、もう4ねんもやっているのだっけ?夜の雪道を、デヴィッドシルヴィアンのように歩くように、新しい世界に歩みを進める気持ちのままでいる奇跡がうれしい。
ピアノの革命がまたECMから、と、断じたクレイグ・テイボーン、に、続いてのセカンドインパクトがダヴィ・ヴィレージェスの新作だった。
こないだ「一生ついていくー」と惚れたバーデンホルストを、益子さんも高く評価していたのが意外だったが、意外だというのがオカシイ話で、おれはバーデンホルストを益子さんに教わっていたのだ。そのくせ、自分だけが「カレはぼくのもの!」と恋人の奪い合いのような心境になっているところが、わたしのおバカなところ。そんな、なのに、今日もまた、新しく知ったアンソニー・ピログという音楽家(ギタリスト)に、「このコもぼくのもの!」と騒いでいる。
それにしてもジャズ批評家益子博之のアンテナの獰猛さはどうだ。彼がキャッチしている現代ジャズこそがリアルな真の現在形だろ。ラジオや活字になっているジャズのコンビニ的でマーケティング臭い楽しさにはついてゆけないでいるわたしだが、益子セレクトの音源には新たな謎に突き動かされ続けている。
ECMディヴィジョンでの耳の恩師アオヤマさんから年賀封書。ブルーモーメントやオラクル、セレスチャルホークをCDRに焼いてほしいと現金が入っていた。現金は返すよ。
それにしても、京王プラザホテルのカフェでお茶なんかすると居心地が良すぎて、他所で集まったりなんかできなくなるわよね。ケーキセット1650円だけど。
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