Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2014年06月13日(金) |
書類上のミスを指摘されまくる新入り中年社員タダ |
「先輩、同僚に見守られる中、年下の上司に書類上のミスを指摘されまくる新入り中年社員タダ……といったかんじに写ってますが、そういう訳じゃなく。 益子さんと池田さんと堀内さんと多田さん。音楽の話をしているところです。」 月光茶房店主 原田正夫さん撮影とキャプション。
編集CDR『June 2014』 20140613 01 317 East 32nd (L.Trisitano) / Jojo Takayanagi from Cool Jojo 02 Bach: Goldberg Variations, BWV 988 - Var. 1 / Glenn Gould 1981 03 Infancia / Egberto Gismonti Group 04 I Stand Alone / Robert Glasper Experiment Feat. Common & Patrick Stump 05 ヤード / TOKYO No.1 SOUL SET 06 声明「涅槃講式」 / 青木融光大僧正 from伝統音楽のすすめ(声明・能楽・箏曲・地歌) 07 松村禎三:アプサラスの庭 / 室内楽’70 - 松村禎三 - 松谷翠 - 植木三郎 - 野口龍 08 奇跡 / 小谷美紗子 09 The Lady In Red / The Stan Getz Quartet
秋葉原UDXクロスフィールド、門前仲町、住友オフィスビル街。
たっしゃー。オフィス街で平日にお仕事をするひとの花金とはこういう感覚なのかー。銀座日本橋八丁堀から表参道へ。
月光茶房で音楽夜話会。
最初にお越しになったほそださんむらかみさん「たださん、表情がいいですね」、青空の下で黒塗りのベンツをピカピカに拭いて磨くのって、単純に楽しいのさ。ご主人様のお帰りを待つ江戸時代の車夫なのさ。
ぼくのできること。きっとみんなそれぞれの仕事で、持ち場をやっていく。歯車だなんて言わないでよ。見える世界にひとつひとつ丁寧になることしかない気がしている。
しかし、みんなおれの知らないことばかり知っているなあ。たださんが書いていた、ことを、このおれが知らないとか。
益子さんは来週からニューヨーク定点観測に出かける壮行会。最近聴いているのはツェッペリンのジミー・ペイジ・リマスターの音の良さだってー。いいなー。ヒューマン・フィールとかも聴く。
池田さんは聴いたことのないCDをかけてくれたし、アート・リンゼイや藤井郷子カルテットも懐かしかった。
カエターノ・ヴェローソやジルベルト・ジルを育てたというブラジルの現代音楽作曲家Walter Smetak ウォルター・スメタク(1913年にチューリッヒ (スイス) で生まれて、1937年にブラジルに移住。バイーア連邦大学で教鞭をとる)
Walter Smetak - Música Dos Mendigos ■
編集CDR友の会はぼくとほそださんだけなのねー。編集CDRの極意は、作成過程の歓びであり完成時の「おの音楽と一体感となった絶頂」にあるもので、他者が聴くものではないのだ。名言だ。会則第一条は「おれの編集CDRを聴くな!」。何十年後かに「あの曲すげー」と言われたり、お墓で眠っているところにお供えしてくれたりするのが吉。
堀内さんがさ、ジョン・サーマンの『Saltash Bell』の5曲目を就職お祝いとしてくれていて、曲の情報だけがメールでもらってたんだけど(笑)、それを聴いたさ。
幼少期に自転車に乗ってぐるぐるしていた頃の楽しさを仕事に見出しているおれに、同じく幼少期の記憶をコンポジションに込めたサーマンを重ねて、聴かせてくれたのだった。一同、黙祷するように聴き入る。
作曲家、石島正博を聴いてみたいなあ。
堀内さんが古本屋で手に入れた作曲家松村禎三の句集を見せてもらう。おりゃあ句読みじゃないしなあ。ぱらぱらと目で追っただけだけど、とても厳しい状況から、精神の零度の場所から世界を、見ているというよりも、自分の存在の肯定をギリギリに獲得するような視点、というのかな。俳句というのは一瞬の気持ちの光速だ。
あ!今回作った編集CDRに!松村禎三の「アプサラスの庭」を人生初収録してるぞ!
おお、この偶然は、徴候である!
みんな、おれの作った編集CDRを聴け!
さっき、たださん、おれの作った編集CDRを聴くな!と言ったじゃんー
なんかどんどん中学生ん時みたいになってみんなで音楽を聴く月光茶房。
今夜も騒いでしまってすいませんでした。
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