Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEX|past|will
2014年04月07日(月) |
「暗闇から手を伸ばせ / 小沢健二」1993 |
「暗闇から手を伸ばせ / 小沢健二」1993 ■
「今回の決断は正しい判断だったと思いますよ」「浦安鉄筋家族だべおれたち!あいつらオカシイし」「職安の案件内容を思い起こすに平常心を維持することは武士を貫くより辛いこととお悔やみ申し上げます」「ジャズ評論家を名乗っちゃえ失業なしさ」「都会なら職にあふれる事は無いと思うが、頑張るしかないさね」「たださんのいない職場なんて」「マーヤン自らの選択ですから良き事と解釈いたします」
一年前に「人生七転び八起きや、予備校事務員、老人介護、東大コーチ塾、葬儀屋、現金輸送ドライバー、音楽誌編集、苦情対応交渉人と、まだ七転び手前だからもう一転びできる、転んでいるうち人生はいい感じに終わってゆくぜよ。」■なんて書いていたが、ついに七転びしてしまった。
あ、りふじんー。詰め将棋みたいな。
ボーナスも退職金もないのに基本給が6万高いベテランになっていたおいらへのいきなりの暴雨風向かい風、こころが傷つく前に辞めることにした。いや、52になって路頭に迷うことは十分にブルーな気もするんだけど、12年ぶり7度目ともなると、自分を構成する属性の変身を楽しみにする気持ちも半分。厚生年金は通算25年支払っている。あと13年、がんばれ、おれ。
CDぱかぱか買ったりコンサートライブ三昧することや北海道へ帰省したり奈良へドライブしたり金沢へ三善晃聴きに新幹線乗ったりの余裕はなくなるな。友人がたばことコンビニコーヒーは贅沢の極みなんだぜと指摘してくる。
3日にはきよりんとこいちんと浅草の遠州屋で海鮮たらふく食べておこずかいあげてたけど、なあ・・・、
あ!7月20日には長女かなみんの結婚式があるのだ、
お義父さんお仕事は何をされているのですか?
リスナー王です、
なんですかそれ。
音楽サイトJazz Tokyo執筆で、天使の指フレッド・ハーシュ・トリオ、天使の声イアン・ボストリッチに都合がつくようになってしまったのだった。どちらも女の子からのお心付け。
やはり女性は天使なのだ。
スレッギルの1時間もの動画だ。 ■ ぼくと原田さんはエアーの82年からグッときていたんだぜ。悠さんなんてもっと前にレーベル作って借金こしらえてまで(たぶん)啓蒙した動くジャズ評論家だったんさ。あの頃はマイナーでハードコアな前衛ジャズと辺境に置かれていたようだったけれど、見事にセンター王座に就いているでわないか。ジャズの歴史はポストモダンでマイルスで終わってたって?冗談じゃない。ジャズ、変わり続ける同じもの。スレッギルやモチアンやウイリアムパーカーを身体の中心線で捉えておかないと、共演の線引きや影響関係での囲い込みマッピングに過ぎないものになってしまうぜ。
藤木精一さんFB記事
オレゴンの「イン・コンサート」(Photo)を入手…って、私の音楽的嗜好をよくご存じの一部の方々からは「何を今さら」と言われそうだが、本当の話です。1970年代末だったか1980年代初頭だったか、国内盤のLPを買って以来、CD化されるのを一日千秋の思いで待つこと20有余年、やっと2004年にやはり国内盤のCD(発売元:有限会社ピー・エス・シー / MTCJ-2552 / EAN:4540957004752)が出たときはいや泣いた泣いた。ついに…ついに夢がかなった。感無量の思いでCDをデッキのトレイに乗せ、再生ボタンを押すと流れてきたよ、すっかりおなじみのジョージ・シュルツによるメンバー紹介が。そしていよいよ1曲目の Become, Seem, Appear のイントロ…ここで既に悪い予感。思わずスキップボタンを押してラストナンバーの超絶的名曲 Yet To Beへジャンプ。そのままラルフ・タウナーのピアノのアドリブ・ソロが始まる箇所まで早送り。予感的中。なんてこったい、LP同様、音がひずんでるじゃんか! またまた泣いた。今度は悲しくて泣いた。後日パソコンにWAVファイル形式でインポートして波形を確認してみると、いやまいったな、コンプレッションかけまくりではないか。いわゆる「音圧戦争」はロックやポップスの範疇を超えて、ジャズの世界にまで浸透してるってわけか。実に嘆かわしい。 もともと「イン・コンサート」はLPが出た時点で既に音のひずみが指摘されていた。当時懇意にしていただいていたオーディオファイル某氏は、水平バランスや針先のクリーニングはもとより、針圧だのオーヴァーハングだのインサイドフォースキャンセラーだのを徹底的に調整してもやはりひずむと言っておられた。レコーディング・エンジニアが何らかのミスをしでかして、オリジナルのマスターテープの段階からひずんでしまっているのかもしれないとも。仮にそうだとすれば、そんな音質のアナログ信号をデジタル化する際に、さらに音圧を上げてコンプレッションをかければどうなるかくらい、リマスタリング担当のエンジニアならわかるはずではないか。それとも、まともに音を聴かずにヤッツケ仕事ですませたとか? いくらなんでもそんな横着はしないだろうけれど、それにしても、仕事に対する「愛」が足りないと思わずにはいられない。そんなわけで、くだんの国内盤CD、買ったのはいいが、ほとんど聴かないまま10年が経過した。 一方、Amazonを利用するようになってから、イタリアの某CDメーカーが、2001年に同じ「イン・コンサート」を既にCD化していたことを知った(発売元:Universe Italy / VMD 79358-UV 025 / EAN:8026575025226)。こちらの方はどうだろう? マスターテープの段階ではアナログ音源にはひずみがなく、LPやCD(ただし上記の日本国内盤)に落とすときにエンジニアがチョンボしたというのなら、このイタリア製のCDはまともな音が収録されているかもしれない。買ってみるか? ところが、出品されているのは、中古品でも最低価格が1万数千円するものばかりだ。それだけの金を払って取り寄せて、聴いてみたら結局やっぱりひずんでいたとしたら…。などと考えているうちに、ある日、Amazonにそのイタリア盤が10,000円チョイで出品されているのを発見。 1万円…。 ………。 ……。 …。 「賭けてみっか」 てなわけで、購入。届いたのはつい一昨日のこと。 結果? 大正解!(^o^) 人間、しぶとく粘っていればたまにはいいこともあるって話ですよ。
|