Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2014年02月01日(土) |
「冬の里山でみみをすます午後と夕べ ワークショップ+コンサート at 益子」 |
「冬の里山でみみをすます午後と夕べ ワークショップ+コンサート at 益子」
益子(ましこ)焼きの益子にはじめて行きました。朝早起きして友だちと3にんで遠足みたい、 お昼ごはんも自然食で美味しい。ひなまつりがたくさん飾ってある。 丘を登る。息が切れる。みみをすます。 肝心のコンサートの音色にうとうとし続ける。何しに来たんだ?でも楽しい。
タガララジオ40更新■
トラック317『Stilllife』のサウンドにおののいていた。YouTubeを貼った。 福島恵一さんのブログ■で、Stilllifeとは津田貴司と笹島裕樹の2人組のユニットであり、このイベントがあると知り、即座に申し込んだ。 jazz & now の寺内久さんに13年ぶりにお会いする。エヴァン・パーカー・エレクトロアクースティック・アンサンブルを寺内さんが招聘した新宿ピットイン以来だ。そういえばエヴァン・パーカーにインタビューさせてもらったのだった。
谷川俊太郎『みみをすます』は初版で読んだ、1982年。
鳴っている音の地にみみをすます、という。
松籟 - 松の梢(こずえ)に吹く風。また、その音。松韻。松濤(しょうとう)。
散策したのは県立自然公園益子の森。手を叩いた反響音の違い、空間を捉えること、山道を来るひとの話し声の聴こえかた。
ナビゲートの津田さんの耳が、今日耳をすまし始めたわたしよりもはるかに遠くで微細な空気の動きを感じていることがわかる。
演奏が終って、1分以上じっと音が消えてゆく残響の彼方に耳をすましているのだった。
選び抜かれた響きの美しさを重ね、その響きの行方を見つづけいている。
弱音系即興というのではない。
コンサートのあとのランチパックがこれまた美味しかった。カルチャーショック的な美味しさ。
帰りの常磐道、友部SAはきれいで、人生何度目かのスターバックスも美味しい。
帰りの高速で聴くジムブラックの黄昏感。
今夜益子はマイナス7度まで下がります。真っ暗な県道を飛ばす。首都高に入ってスカイツリーが見えたらほっとした。
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