Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2013年04月05日(金) キャリアの価値になるほどの大名跡なのかブリュッヘン




関越自動車道、高坂サービスエリアで見上げる送電線にうっとり。

深夜に立哨5時間、なんて足が痛い。つうか現金輸送ドライバーの頃は10時間走り回ってはCD聴いたりライブ行ったりできていた68キロだったのだから、79.5キロという体重増加が元凶なのだー

すみだトリフォニー、ブリュッヘン・プロジェクト2日目。真っ赤なベレー帽のかよさんが目立ちすぎー、と、悠先生と隣席で、悠先生の声はラジオでずっと聴いてきたので条件反射的にジャズ耳になっている心地がする。

18世紀オーケストラは古楽の編成で、管楽器の鳴りがポンコツ車のようで情けない。おれは今でもこの管楽器群が下手くそなのだと考えているが、悠先生は「どうも古楽のホルンの音は性に合わないなあ」とおっしゃるのであって、下手くそなのではなく楽器特性なのかもしれない。

2010年ショパンコンクールの覇者ユリアンナ・アヴデーエワがヒストリカルピアノ「1837年パリ製エラール」を弾いて、このオケとショパンピアノ協奏曲第1番を合わせる。

現代のグランドピアノで弾いてくれよー、そういうピアノタッチじゃないか、そういう演奏語法ではないか。

若き天才ピアノ女子が古いピアノで別世界な演奏を沸き立たせている中、どう聴いても下手くそで調子はずれな管楽器がよろよろと鳴る。手前で指揮する座っているだけでやっとなブリュッヘンじいさん78さい要介護状態はうつむいて手話の練習をしているみたいだ。

ユリアンナちゃんがわざわざ共演してキャリアの価値になるほどの大名跡なのかブリュッヘン。18世紀オケだってこのツアーが終わったらお払い箱なのだろう?管楽器の奏者たちは古楽器であることを割り引いても冴えがない鳴り動きタイミング、彼らもキャリアへの書き込み動機しかないのではないのか。

弦楽器群はちゃんとお金が取れるさすがの音色だ。ブリュッヘンが手話の練習をしていなくても、十全にこれだけは鳴らせます皆さんと無言で楽器を鳴らしているではないか。






Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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