Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2013年02月18日(月) |
ジュフリー、バールフィリップス、O&ND、ロビンウィリアムソンという流れ |
日経朝刊にあったロシアの凍りついた湖に隕石。
とうちゃん。おれはいま、もうれつにかんどーしている。星飛雄馬だ。
こ、これはハイナーゲッペルスのエレベーターの男?・・・で始まるアイヒャーの編集CDRと言えるセレクテッドサイン3から8、6CD。ジュフリー、バールフィリップス、O&ND、ロビンウィリアムソンという流れには・・・
アイヒャーはおれだった。おれはアイヒャーだった。おれがもう少しECMに愛情を注ぎ続けていたなら同じ曲順の編集CDR6枚組を制作していたに違いないのだ。それは言い過ぎだろ。言い過ぎた。でもしかし、曲順曲つなげの職人神ポールマッカートニーとアイヒャーと共に過ごす夢をみる人類はきっとおれだけだろう。
さらに黛敏郎に諭される夢をみる人類となると、おれだけだろうし。チャーリー・ヘイデンをぶん投げたり、アグネス・チャンに花をあげたり、やる気のない坂本龍一のぼやきをきく夢をみるなんてのは。
福島恵一さんのリンクにあるNWW■ の魅力的な音源に癒されている。80年代のアタマの先鋭を感じる。ジャケは借りた記憶も見た記憶も無いくらいに初めて聴いたNWWだけど、高円寺の貸しLP屋や御茶ノ水ジャニスでぞろぞろ借りまくってカセット買う予算無く聴くだけ聴くだけのアヴァンギャルドに似たものはあったのか。
NWWのきっかけはタダマス8の Rafiq Bhatia だった。Rafiq BhatiaにNWWを聴いてはいなかった当然NWWを知らないのだから。現代ジャズの視野でもなく、昨年のHIATUSにタダマスで遭遇した「こ、これはポピュラーミュージックでは?」と知覚したわたしの耳であり、原田正夫店主が必然性と聴いた感触に追いつくのにはややあった。福島さんと益子さんとわたしはそれぞれ異なった音の文脈を読んでいるような気もする。
Rafiq Bhatia のYouTubeを聴くと・・・クラブエルフを想起したりするし。CDのあのトラックにはスレッギルの密度を、これはどう考えてもハズレている見解だが、聴いていたっけ。
「ほぼ同時期に活動を開始したThis Heatが即興演奏のプロセスを練り込み、ポスト・プロダクションからプリ・プロダクションに至るループを構築したのと比べてみること」 ■ 福島さんがカッコの中に入れたこの部分は、わたしの目には大きなゴチック体に見える。わたしがThis Heatに手を伸ばしたのは、ジャズ批評誌マイルスデイヴィス特集号で福島恵一がマイルスとの関連でThis Heatを論じていたからだった。This Heatの快楽100%に耽ってしまったわたしは、そこでの福島さんの理路を落としてしまっている。もういちど聴かなきゃ、This Heat。
レビュー、批評とはテニスボールであるから、福島さんの剛速球に対峙しなければならない。アンドレ・アガシを憑依させなければならない。
今日もう18日なの! musicircus 2012年に聴いた10枚を仕上げなければ。ヨイトマケの唄、タワー4、プーさん、橋爪亮督G、オプスヴィーク、ルシオカペーセ、時をこえる少女、乙女戦争、きゃりーぱみゅぱみゅ、ボボステンソントリオ・・・。
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