Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2012年09月23日(日) |
白鵬日馬富士千秋楽歴史的な一番 |
白鵬日馬富士千秋楽、これは歴史に残る一番だった。テレビに向かって大声あげてたくさん拍手した。観客席には朝青龍の姿もあった。
白鵬にあっさり右上手を取られた立ち会いで勝負は8割がた白鵬がもらった展開である。巻き替えて内に入って動けなくなる日馬富士。起死回生の揺さぶりと太ももを抱える崩しと寄り、これを残す白鵬が土俵際、あの弓なりの満身の残し。止まってはならぬと、土俵を大回りして寄り、投げ、さらに投げ、ゆっくりと横綱が片足でけんけん、土俵に向かって止まってゆくような投げ切りが共に倒れ込むような結末、大男が二人で添い寝をする光景のような勝負が決して、白鵬立ち上がるも日馬富士は立ち上がれない、共に倒れ込んだときに日馬富士の額についた土が丸くなっていた。
白鵬が朝青龍をひっくり返した一番以来の歴史的な時間だった。
二場所連続全勝優勝で横綱昇進を決めた大関は、双葉山と貴乃花に続く三人目となった日馬富士。巨体関取ではない者が相撲の奥義を極めて頂点に辿り着く。
北の富士が日本人力士が不甲斐無いと嘆く。モンゴルとの国交に役立つじゃないか。日本は、中国韓国北朝鮮抜きで、モンゴル台湾フィリピンインドネシアビルマタイインドチベットASEANをまとめて21世紀の大東亜共栄圏の盟主としてやりくりして世界平和をがんばる、そういう宿命が日本にはあるのである。たぶん。白人ゴーホームである。
稀勢の里、な。おれは大好きだよ。自分の顔を左右バシバシ殴って、自分でプンプン憤慨して土俵に向かうあの緊張感がたまらない。それであっさり負けたりするあたりも、なんともいとおしい。稀勢の里は名大関として長く続いてほしい。
今場所は三大関、把瑠都と琴欧洲と琴奨菊が休場してるんだっけ!まあ、それだと日馬富士の全勝優勝も価値薄いかなあ。それは言わんどこ。
若いコが「解説している貴乃花って、イッちゃってるおっさんだよね天然だよね髪の毛もーキャハハ」とそれは愛情がこもっているのか判断がつかないが、あのねえええとおじさんは言いたい。
この春に若い上司にいいだけイジめられて辞めてしまったオオモリさんは小学校のときに先代貴ノ花角界のプリンスが転校してきて仲良くしてあげたんだという62さいで、よく大江戸温泉に行って一晩中ダベっていたよなあ。おれは一晩中ラーメン寿司あんずジュース缶コーヒーロングピースでさ。
小学校1年ときいい匂いのするケシゴムのコレクターをしていたおれは函館の文房具屋に通ってずっとケシゴムの匂いをチェックしているような今考えるとなんとも孤独な泣けてくるようなガキだったが、文房具屋のオヤジがテレビの大相撲を見せてくれて、うちにテレビがなかったおれはとてもときめいた。オヤジが自慢している大鵬という筆文字を見てとてもこんな難しい漢字は憶えられないと思った。
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