Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEX|past|will
ひとは夢見る機械
おおかみこどもの雨と雪の予告編DVDをTSUTAYAでもらって見ている。 こないだ映画館で観てきたのに何度も初めてみる気持ちになっている。
風景の静止画のデテイルに張り詰めている静寂。 何気ない日常のサウンドのリアルさ。 登場人物以外は、実写以上の理想的な実写つうかなあ。
アニメが伝えてくるのは、世界の眼差しかたみたいなもの。
アニメのキャラの誕生日にケーキを作ってお祝いする長女は、カレシができても変わらない。おとうちゃん、わたし、アニメの世界のほうがリアルだから!なんて言われていた頃、おれはさっぱり意味がわからなかった。
おおかみこどもの雨と雪の画面を見ながら思うんだ。 いずれおいらも老いて朽ちて粒子になって消えてしまうだろう。 こんな風景が残って良かった。
アニメの登場人物以外の世界の目に映るありようが美しく素晴らしい。 登場人物なんかどうでもいいくらいだ。わはは。
ピアニストなんかどうでもいいくらいだ。鳴っている響きだけがリアルじゃないか。アンドラーシュ・シフのCDかけて、それ、言う?おれ。
年寄りがさー、縁側でじっといつまでも座ってても、満ち足りた気持ちでいるのはそれかあ?
|